釣行記
本文へジャンプ 7月某日 
データ
7月上旬
晴れ
中潮
榎戸漁港の波止
コマセ オキアミ生、集魚材
釣果 チヌ36センチ

知多半島 榎戸漁港


はじめての波止へ行ってみた 

ワールドカップも残すところ2試合となりました。
そのうち3位決定戦はほんとはやる必要のない試合だと個人的には思っているので興味はなく、あと見る試合は月曜早朝の決勝戦のみ。
そこで週末は釣りに行こうかと思っていたのですが『台風の影響で梅雨前線が活発化し雨でしょう』という話だったので、まあ家でゆっくりしようかと。

ところが朝起きてみるとカンカン照りではあーりませんか。
(ほんと気象庁って気楽な稼業やのう)などと思いつつ、午後釣りに行くことにしました。
今回は新規開拓(ちょっと大袈裟?)ではじめての場所へ行ってみようということで、とりあえず常滑市の榎戸(鬼崎)漁港を目指しました。

ここは自宅から1時間かからないくらい近く、2時半前に到着。
係留してあるのはヨットやプレジャーボートが多くなかなか良い雰囲気の港です。ところが波止の階段を上って外側の海を見てガッカリ。潮の色が茶色でした。(赤潮ではない)
一気にヤル気がなくなりましたが、いちおう波止の先端まで歩いて見学。釣りをしている人に様子を訊いてみました。予想通りダメそうなのでもっと南へ行こうかと思いつつ歩いているとこれから竿を出そうとフカセ釣りの準備している若い人を発見。
「こんな色の潮でも釣れることあるの?」と訊ねると、「こういう濁った潮のほうがクロダイが警戒せずに近くに寄るので、澄んだ潮よりもずっといいですよ」との返事。
それを聞いて私は(釣り場や経験が違えば考え方もいろいろ違うんだなあー)と思いました。そして南へ転進すれば潮の色が変わっているとは限らないし、結局またいつもの山海へ辿り着いてしまうかもという気もしたので、まずはここで竿を出してみようと思い直しました。

3時過ぎくらいから沖(西)向き外側で釣り開始。小さめのテトラが割となだらかに積んであるので下のほうまで降りやすく、釣り座は構え易いです。
しかし潮が左(南)から右(北)へ真横にとっており、同方向の横風。メバルが2つ釣れましたが思ったようにポイントを作れそうにありません。4時ごろ少し潮が緩み良くなるかなと思ったのも束の間、すぐまた流れが速くなりました。

このまま続けても偶然に期待する釣りになりそうなので4時半過ぎ、北向きに場所換えしました。角には常連らしき人が2人いたので少し内側に入りました。少し沖目に仕掛けを入れ釣り始めるとすぐサシエが取られだし、ウキ下をちょっといじっていたらゆっくりウキが入り、きました。釣り座を換えて15分くらいでした。
沖で浮かせてしまおうと思ったのですが今回もまたチヌのほうからこっちへ向かってきました。波が穏やかな時はどうも足元のテトラに逃げ込もうとする場合が結構あるみたいですね。今回はこっちも低い場所に釣り座を構えており、突っ込もうとするのを何とか止められました。
しかし、楽しむために柔らかいチヌ竿に替えたのに足元のテトラに突っ込まれそうになるとチヌ竿だと曲がりすぎてちょっと危ういですねえ。グレ竿みたく強引には止められない。

釣れたチヌは36センチでした。その後はフグが寄ったみたいでハリをだいぶ取られました。
チヌが寄れば釣れる、と続けましたが思い通りにはいかず6時半に納竿。
『でもはじめての場所、そしてあの潮の色を考えればひとつ釣れてまずまずというところでしょう』と自分を納得させつつ家路に向かう私でありました。   おわり