釣行記
本文へジャンプ 10月某日 
データ
10月上旬
雨時々くもり
若潮
冨具崎港 山海港
コマセ オキアミ生、集魚材
釣果 ボウズ

知多半島 冨具崎港と山海港


外道八目となりました

季節は変わり秋らしくなってきましたが、知多半島の波止ではあんまり景気のよい話が聞かれないみたいです。
そこで、このHPを見てくれている数少ない皆さまに、『釣れてない』という情報でもいいからお届けしたいと思い立ち、凱旋門賞レースをTVで観た翌日、知多半島で一日釣りをしてきました。ディープインパクトは飛ばなかったけど、コッパグレは飛びまくってしまいました。
(オレの弱いあわせでも海面から飛び出すようなサイズ、、、)

まず土曜日にブックオフで知多半島のポイントガイドの本を購入。10年前のヤツなので波止の様子もだいぶ変わっているみたいだけど参考にはなるだろうと。
そしてほんとは3〜4ヵ所廻ろうと思っていたので、前日にオキアミも2枚買いました。

自分の波止釣りとしては珍しく、早朝出発して最初の目的地 冨具崎港へ7時過ぎに到着。前日の天気予報では小雨後晴れだったけどまた外れるだろうと高をくくっていたら、悪いほうに外れて朝は結構な雨、そして結局1日中小雨時々くもりでありました。
平日で雨も結構降っているのに、やっぱり釣りをしてる人は何人かいました。『ようやるなー』と思いつつ、自分もその一員になるべくカッパを着込んで参加。

まずは波止の南端角の常連の人に話を聞きました。
いつもコマセ無しの投げサビキ釣り(ウキは使わない)をしているそうで、「今日はアジがおらん」とのこと。「さっき足元で青物みたいのが見えたからアジは寄らないんじゃないか」という話でした。「青物も釣れるんですか?」「カンパチとか回る時もあるよ。30センチくらいだけど。去年はいくつか釣った」
その人は「出勤前に釣りをして、仕事が終わるとまた釣りにくる。今日は有給で休みなので釣り。多分今日はダメだから帰ったほうがいいよ」と言いつつ、自分が止める様子は微塵も無し。(拍手!)
私は小さい赤灯台のある北側の先端で8時頃から3時間弱やってみました。足場が高く5メートルのタモでは水面まで届きそうもありませんが、ちょっと沖を釣れば3ヒロ以上あり、潮のとり方からしてもチヌ釣りには良さそうな感じの場所でした。ただコッパが凄まじく、コマセと仕掛けを合わせるとダメ。でもネリエやサナギならコッパのど真ん中を突破できるから、チヌが寄ってれば釣れるんじゃないでしょうか。(そういう自分は雨の中ネリエを取りに車に戻るのが嫌だったのでオキアミで通した) 
釣れたのは10センチ級のコッパ、20センチ弱のサンバソウ、カマス25センチほどでした。

その後移動して豊浜港で弁当を食べながら、桟橋で釣りをしている人をしばし観察。スカリを入れている人もおり、私が見ているときに竿を曲げた人はサンバソウをあげていました。コマセを入れている水面を見ると冨具崎同様コッパが湧いていました。

次、師崎の手前の小佐漁港を目指しました。ガイドブックには水深浅めのテトラ帯とあり、自分好みっぽい感じで前から気になっていました。しかし、ガイドブックに載っている釣り場への入口がわかりません。Uターンして引き返してもわからず水産試験場の中へ入ってしまいました。結局わからずにあっさり断念。(→だれか入口を詳しく教えてください)

自分としては本日のメインにするつもりだった場所で不戦敗となり、次に行く気持ちが萎えました。雨も止まないし。そこで、冨具崎でエサトリの活性があの状態なら、ホームグランド山海ではちょうど良い具合なのではと考え、『やっぱりまずは本命を確保しないと』などと思いつつ山海へ引返すことにしました。
山海に着くと駐車場にはちょうど道具をトランクに積もうとしている投げ釣りの人がいました。様子をたずねると「キスが2〜3匹。場所移動します」とのことでした。

釣り人は私ひとり。午後1時過ぎに基部寄りのほうではじめました。2枚目のオキアミも投入。
ここもやっぱりエサトリはコッパでした。近くを釣るとサシエはすぐに取られるため、超遠投すれば大丈夫と遠くに入れると、なんとそっちもコッパが湧く様子。これは想定外で自分は山海でははじめて遭遇した状況でした。
『うーん、でもここは浅いからチヌ様がお出ましになればすぐに分かるだろう』とまたしてもネリエを取りに車には戻らず続けました。コッパだらけで芳しくなく途中で先端のほうに移動。
しかし状況は同じようなもんで、コマセワークでサシエが底の方にうまく入れば22〜23センチのちょっとマシなサイズも釣れますが、大半は10センチ級のコッパでした。
『おっ、チヌか?』と思わせる入り方で釣れたのはボラ、キスでした。
そのまま山海で日が落ちる頃までやって、釣れたのはコッパ、チンタ、ボラ、キス、ウミタナゴ、フグでした。

夕方になって地元の人が様子を見に来たのでだいぶ長いこと話をしました。その人は今は隠居の身で、釣りが好きなので春から秋まで悪天候の時以外はほぼ毎日、相棒と二人で山海の沖堤(右の写真の右奥に見える波止)に手漕ぎボートで渡って夜7時頃から11時頃まで釣りをしてるんだそうです。
たまに良い思いをすることもあるけど下手なのであんまり釣れないと言っておられました。

あまり皆さまの参考にならない釣行になってしまいすみませんでした。
海は秋の気配、活性もずいぶん高くなってる印象でした。チヌを狙う場合はネリエやサナギなどサシエを工夫すれば案外いけると思います。そしてエサトリが多い分、場所選びやコマセワークなど釣り人の技量の差がより一そう釣果を分けることになりそうです。