福井県 越前方面の地磯テトラ(糠)
地元のチヌに未練はあるものの、パッとしないしアイゴ釣りでは満足できないのでちょっと遠出しようかなと。
岡崎の磯は本多船長に最近何回か電話で様子を聞いてますが、「チヌは出ておらずグレは釣る人は釣るしダメな人はダメ。アオリイカを狙う人も多くたくさん釣る」という話。
『たぶんエサトリが多いんだろう。御座もちょっと早そうだしアイゴ大会になったらしゃあないしなあー』ということで渡船はやめて越前方面の地磯や港でグレを中心に、波の出方によってはチヌ、そしてエギでアオリイカもついでに狙おうと決めました。
豪腕F氏にメールでそのことを報告すると、「御座も釣れ始めたみたいだし磯に行きたいなあ」との返事。で、大伸丸のHPを見てみたらグレ46センチが出ているではあーりませんか。
再び迷いだした私に妻が「今日釣れたからといって明日も釣れるわけじゃないでしょう」という深ーいお言葉をくださいまして、やっぱり越前になりました。
早朝名古屋を出て下道約3時間でまず米ノの沈船場に到着。途中の港や地磯も横目で見ながら運転してきましたがどこも結構人が入っている様子でした。『平日なのにいったい何を考えとるんじゃー』→「あんたも一緒」
沈船場も車が2台止っており先客がいましたが左手の足場のよいところに入っておられたため、私は磯の先端で8時前からやりました。エチゼンクラゲが何匹も浮遊しておりました。
コマセを入れると出ました、越前名物のオセンの大群。アジ(12〜13センチくらい)も。コマセワークでかわして釣れてくるグレは20センチちょいまで。大きいのは見えません。ネリエで探ってもチヌらしき気配はなく、エギを投げるもようわからん。
2時間半くらいで切り上げて北へ転進することにしました。小樟を超えて梅浦漁港まで行ってみました(ここは初めて)。
テトラや地磯で釣ってる人をしばらく眺めてましたが様子はイマイチな感じ。エチゼンクラゲの数は北へ行くにしたがって増えてるような。そしてところどころに小アジが放ってある。
『ダメそうだなー』で、竿を出さずに再び南下することに決定。 梅浦の地磯→
次に高佐漁港へ。現在堤防改修工事をしており基部のほうが昔より高くなったような。ちょうど駐車場に居合わせた滋賀の人の話では、前の日曜日同行した友人がグレ35〜30センチを3つ釣ったそうです。私は越前ではグレの35センチを釣ったことありません。
「そりゃいい、ここでやろう!」
ところがその人についてこないだ釣ったという場所(テトラ)に行こうとしたら、工事の人に「入ってくるな」と阻止されてしまいました。波止の先端付近には釣り人が入っているのに。多分彼らは工事の人たちより前に来たんだろう。基部のほうからは下まで降りられないので諦めました。残念。
天気予報では午後は北西の風となっていたけど小雨は降っても風は出ず。これだと河野は波気立たないからよろしくない。こうなると糠しかない。今回は川の北側のテトラにしました。昼飯を食べてからテトラ帯に降り、先端付近の誰でも狙うであろうシモリの向こう側中心に釣ってみることにしました。
エサトリはオセンはそうおらず、アジも最初は少なめでした。コッパの中から良型を引き出せるか。シモリの向こう側にタイトに寄せていたらジワーッと入り竿を立てるもグーッと持ち込まれて根ズレでとばされたのが一回ありました。まともなサイズがいるみたい。
20センチちょい級のコッパはいくらでも釣れるのですが、25センチより上が釣れません。しかし、3時過ぎシモリのこっち側に良型が5〜6匹出てきたのが見えました。一番いいのは40センチ近くありそう(?)。とにかく自分は越前でははじめて見るサイズです。
出てくるタイミングがあり、彼らが出てくるとコッパは若干遠慮します。チャンス!でもそれまで釣っていた仕掛けで入れても食わない。チビチビコマセを入れつつ観察しながらゼロでなじむとゆっくり沈む仕掛けに換え、タイミングを計って入れると釣れました。ちょうど30センチ。でももっと大きいのがいる。しかし残念ながらすぐに彼らは消えてしまいました。
高佐であった人が「ジアイは5時前後の夕方で連発で釣れた」と言っていたので、また現れるのに期待して続けましたが夕方はアジが増え、良型も出てきませんでした。
20センチ級なら数釣れます。アジが消えるか、いない釣り場に当たれば良いグレをまとめて釣れる可能性があるんじゃないでしょうか。
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