阿曽浦
いつものエサ屋さんに電話したら丁度ご主人が出られたので磯の様子を訊くと、「今週ウィークデーに古和浦の西磯へ2人で行ったけど、小雨だったため客は自分たちだけで最初から最後まで入れ食い。48.5センチを頭に40オーバーを8つくらい釣った」という非常にウラヤマシイ話。今年も西磯が好調だと伝え聞いてはいましたがこれ程とは。
「明日は天気が悪いから、もしかしたら空いとるかもしれんで電話してみ」ということで、一応西磯番の渡船屋に全部電話を入れましたが全部埋まってました。(やっぱり)
で、もともと行くつもりだった阿曽浦に行くことにしました。狙いは志戸で、天気は小雨でも天気予報によれば風はそう強くないみたいだから釣れるだろうと踏んでいました。3時起きで家を出て6時ごろ到着。
客は古和浦の人気に押されてか、天気予報のせいなのか休日なのに9人しかいませんでした。波気はあるもののウネリは弱く、私は志戸西のハナレに1人で乗れました。
好きな西の先端で道具の準備をし始めた頃から、北西風が強烈に吹き始めました。西のハナレで沖向きに立つと右後ろ(横に近い)方向からの風です。潮は動いておらず風の影響で上潮のみ左へ流れ、波気があって一番低い場所には降りられないので道糸がとられ思ったように入れられません。雨は降らないものの風の強さは竿を支えるのに苦労するほど。時々 風に舞うサイズのコッパは釣れますが、、、
西の先端だと、もろに風を受けるためコマセの入ってるバッカンがひっくり返りそうな感じになってきました。結局1時間ちょっとで東側、真ん中と少しでも風を避けられるほうへ移動。
潮が上げに入ってしばらく経ち11時ごろになると風が少し弱まり幾分か釣りやすくなりました。そしてやっと30弱をひとつキープ。12時前になると潮が右にとりはじめ、今度は30チョイを抜き上げました。
『これなら西の先端で釣れる』と気合いを入れてまた移動。雰囲気は良く、大きいのが出ても良さそうな感じでしたが1時過ぎに30チョイをもうひとつ追加したのみで今回もタモ入れサイズのグレは無し。
他の客の釣果は、立島でアオリイカ狙いの人はしっかり釣ってましたが、グレは見せるようなサイズは出てませんでした。
道具を仕舞い着替えた後、帰る前にトイレで手を洗っていこうと車を移動していると、目の前に見覚えのある人が。指を指しあいながら挨拶した相手は、私の掲示板に何度か書き込んでくれた永坂さんでした。
知っているのはお互いの写真のみで、初対面。出会ったのは全くの偶然でした。
永坂さんはホームグランドの北陸の天候が悪そうなので今日はこっちに来たそうですが、別の渡船利用で写真に載っている志戸本島の高場のへんで昼過ぎに35センチを釣ったそうです。連れの人も同じころ45センチをひとつ。「最後のほうはいい雰囲気だったよねー」という意見は私と一致したものの、魚のサイズの違いは腕の差でしょう。
北陸での釣り方など質問してみましたが、予想通り普通の人とは発想が違います。感心しました。
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