阿曽浦
先週末から成人の日にかけては台風並みの低気圧の影響で海は大荒れでしたが、今週のウィークデーはずっと冬晴れ。名古屋は気温はそう上がらないものの風も弱い穏やかな日が続いたので、仕事しながら毎日『今日志戸にいけたら絶対釣れるのに』と思っておりました。
そして予想通り阿曽浦の渡船屋のHPは好調ぶりを伝えます。すると人は自分勝手なもので『週末に俺が行くまで、俺のぶんを残しておいて欲しい!』などと念願してました。
成人の日に釣行した京都のKさんが赤石で撃沈しており『その敵討ちを志戸の高場で』と考えてたら、私の釣行前日に永坂さんの友達が高場で撃沈、しかし西の先端では強風の中40クラスが数出ていたという情報をもらいました。風をもろに受ける志戸本島西の先端は非常に釣りづらいけど、こうなると『西の先端しかないな』という結論に。
さて週末、港に着くと車が結構多い。古和浦に人が流れて案外空いてるんじゃないかという甘い期待は外れ、客はざっと数えて25名弱といったところ。
遅めに船に乗り込んだ私が船長に志戸本島希望を伝えると、「ウ〜ン」という感じでした。
10人くらい志戸に乗るらしい。みんな考えることは同じなわけで、当然といえば当然か。
自己紹介にも書きましたが、私は場所取り合戦が嫌いなのです。なので実は志戸本島はほんとうはあんまり好きじゃないのです。場所の取り合いになるから。で、本島を諦めることにしました。
「それじゃあ、オジマで」
志戸の西端を遥か横に眺めつつオジマの西向きを釣ろうかと。案外美味しい目にあえるかもと気持ちを切り替えました。
私以外にもう1人オジマに降り、私は船着きで西向きに、その人は志戸向きの釣り座で始めました。
釣り始めると1投目からコッパが釣れ、志戸向きの人も同様な感じ。朝9時頃までは風がなかったので広く探っていき、コッパの中か ら30センチをとりあえずキープ。しかし北西の風が吹き出すとだんだんアタリは遠のいていきました。
満潮が昼前くらいでその辺りが勝負かなと、ここは焦らずジックリ仕掛けをいじりながら様子を見ます。
オジマからは、志戸本島の西端に立っている人のシルエットは小さくですがはっきり見えるので『この風だと志戸の人も苦労してるだろう』などと思いつつ頑張りましたが、結局我々オジマメンバーはなんの盛り上がりもないまま納竿時間までいってしまったのでありました。
しかーし、実は志戸西端の人は苦労どころか極楽極楽、めちゃくちゃ美味しい目にあっていたのでした(高場はダメだったみたい)。いつものように港に入った海上で検寸がおこなわれ、西の先端で釣った4人の人は全員45センチオーバーを持っており、1人は49センチ頭に同サイズを3つ釣ってました。西端はずっと釣れ続いたそうです。その他の磯の人も40センチ級を結構持ってましたが、西端であがったやつがあまり立派なので何か見劣りする感じでした。
そして家に帰ってからさっき渡船屋のHP見たら、今日は志戸の向こうもどこも釣れてたのね!我々は完全にスカ食らってしまいました。ガッカリ。
あかんなー。永坂さんの貴重な情報を無駄にしてしまいました。今シーズングレのタモ入れ未だになし。
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