釣行記
本文へジャンプ 2月某日 
データ
2月中旬
曇り
大潮
阿曽浦 サメガセ
コマセ ボイル
釣果 グレ40センチ

阿曽浦


納竿直前に何とかタモ入れサイズを釣る

 好調だった1月とはうって変わって、2月に入ったら紀東方面はどこも釣れなくなりました。
『水温は相変わらず高いのに、潮が悪くなったのかなー?』などと思いつつ、自分もなんやかんやで都合つかず半月以上行ってませんでした。
 バレンタインデー頃の爆弾低気圧で海が大荒れになったので、海況が変化していることに期待して週末出かけました。今年になってまともグレを釣ってないので、妻に「今日は魚釣りしてきてね」と言われてしまった。

 2月の低調さを反映するように釣り客は15名ほどと週末にしては少なめ。
 先月磯選びで自分なりの目論見が外れて悪い目が出てしまったから、今回は船長に委ねようと決めてました。で、出船前船長が希望の場所をグループごとに訊くとき、私は「デカイのがたくさんいる場所で」と応えると周りの人たちは「ガハハハ!」と笑ってくれ、船長は「デカイのはたくさんいるんやけど、食ってくれませんのや」とやり返してきます。

 立島、志戸のハナレと降ろしていき、相賀方面へ。サメガセで船長から声がかかり、2人で降りました。単独釣行が多い私はサメガセの本島ははじめて降りました。もう1人のかたもはじめてということで、とりあえず無難に沖向きに並んで釣ることにしました。
 大潮で昼前まで下げ潮、曇りで風は微風。水温は15.9℃と大荒れ前よりは下がってます。しかし調子が悪くなってからずっと澄み潮だったと聞いていたのと違い、潮の色は悪くないのでいけるんじゃないかと思いました。

 朝のうちは潮もある程度動いている感じで、釣り始めるとすぐに3ヒロ程ウキ下をとった完全フカセの仕掛けが馴染みきるよりだいぶ前にコッパが食ってきます。ずっと沖のほうでは浮いて流れたコマセを水面まで出てコッパが拾っている様子。活性は高い。良いサイズが動き出してくれればと続けますが大きくても23センチくらいまででサイズアップしません。仕掛けを入れる場所やタナを変えつつ試します。
 かわり映えしないためもう1人のかたは東向きに場所替え。
 『やっぱりいつものように昼前後が勝負かなー?』とか考えながら10時ごろには昼飯を食べて休憩。再開してからは仕掛けを換えたりして試してましたが11時前に完全に潮は止り、ベターッとして食わなくなりました。こりゃあかん。

 気分転換に竿を置き、一番高い場所から底の様子を観察。そして今度は磯際へ出て近くからシモリをじっくり見る。シモリとシモリの間と大きいシモリの向こう側を中心に狙うことにしてかなり深めに探っているとシモリの向こう側でコッパとは違うアタリがでました。竿を左に振って強引にシモリから引っ剥がそうとするも、根ズレでバラシ。

 その後は、たまにコッパやフグが食うのみで潮が下げ底を過ぎてもあまり変化はなかったのですが1時前になって珍しく天気予報どおり少し雨がパラつきはじめると、海の感じも変化してきました。『また納竿直前勝負だなー』
 フグもエサを食いますが、グレっぽい気配も出始めました。そこでハリを軸の短いやつに替えサイズも落としてみました。すると一度フグにハリをとられた後、バラした時とほぼ同じ場所でジワーッとウキが入り、きました。右のシモリに突っ込もうとするのを強引に止めてタモ入れ。太ったグレでしたが35〜36センチくらいかなと思っていました。1時35分だったのでそれで納竿して片づけ。何とかボウズは免れることができました。

 サギハナで40オーバーを2つ釣った人がおり、いつものように港内の船上で検寸。それを見ていたら『何かオレのグレと同じくらいの大きさだなー』と気付き、一応魚を出して検寸してもらったらちょうど40センチでした。
 その他に東のハナレの人が40センチ級を2つ、他の場所でも40センチひとつ釣ってる人がいたので今後また調子が良くなるかも。