釣行記
本文へジャンプ 7月某日 
データ
7月中旬
晴れ
長潮
山海港
コマセ オキアミ、集魚材
釣果 チヌ30センチ

知多半島 山海


小さくても有難みのあるチヌもある

 7月に入ってガソリン代がまた上がりました。妻からは「あんまり遠くへ行くな」と言われております。釣りロマンを求めたいのは山々ですが、そうそう遠出はできません。
 そういえば5年位前、7月半ばになっても梶賀が絶好調だった年があり、平日に出かけてもどの渡船も結構な数の客が来てました。先月の梶賀は週末にもかかわらず人がまばらだったのはガス代が高いのと関係あるのかもしれません。

 と言うことで山海に行って来ました。夕まずめが下げ底ですが長潮なので潮位はそう低くならないみたいです。午後2時過ぎに自宅を出てIでオキアミを1枚買い下道を走って4時ちょっと前に現地に到着しました。梅雨はまだ明けてませんが暑く、最高気温は34℃あり途中の砂浜では海水浴を楽しむ人たちもいました。

 今日は去年40オーバーを釣った、川の左手の堤防に行ってみました。先端にチョイ投げをしている人がいたので『横に入っていいですか?』と入れてもらい、様子を聞くとキスが釣れるということでした。海の感じもまだ真夏の様相ではないものの、前回来たときよりだいぶ良さそうでした。

 準備して4時過ぎから釣り始めました。
 波は穏やかな感じですがベターッとはしておらず、潮もゆっくり動いていました。悪くなさそう。
 水面は低いので足元と遠くにコマセを入れて軽めの仕掛けで探っているとすぐに手のひら級のコッパグレが釣れます。足元も遠くも水面までコッパが出てきているので、上手いこと釣ればチヌも釣れるだろうと思いました。
 コマセに群がる魚を見ながら足元はチヌは望み薄だと思い、遠投中心に攻めてみました。コマセに浮いたグレは避けて、その下の魚を狙います。しかし仕掛けが底のほうに入ってしまうと何故かあまりサシエが取られませんでした。小チヌは釣れましたが20センチ級なのでこれはリリース。
 いろいろ攻め方を変えてみても本命は来ませんでした。日が傾いてからは、自分の感じとしてはチヌが居れば食っても良さそうな状況なのに釣れません。

 で、7時を回り薄暗くなってきました。『あかんなあ。またボーズじゃ釣行記書きたくないからパスしよかな〜』などと思っていると、サシエがきれいに取られました。
 仕掛けは割りとシビアに調整してあるのにウキはほとんど入りません。次に仕掛けを入れても同じ。シブい。
でも『こりゃチヌかもしれん』
 思い切ってシズをハリから30センチくらいのところに下げ、張り具合に注意して入れてみるとビミョーなアタリが出て、やっと釣れました。30センチでしたがこれは満足のいくチヌでした。ハリはクチビルに薄くかかっていました。
 『こういう釣りロマンもあるのだ!』 めでたしめでたし。