釣行記
本文へジャンプ 11月某日 
データ
11月下旬
晴れ
大潮
蒲池漁港
釣果 チヌ38センチ

知多半島 蒲池漁港


渋かったけど、何とかひとつ釣れた

 11月最後の週末、午後に用事があるのでグレ釣りにはいけないため、午前中だけまた知多半島の蒲池漁港に行ってきました。

 なんか今シーズンのチヌ釣りは、獲った数よりバラした数のほうが多いんじゃないかというくらいよくバラしています。たぶん、このHPを見てくれてる人たちも「下手なやっちゃな〜」と思ってるだろうなあ。
 よく一緒に釣りに行くMさんとYさんも相変わらずバラしまくっています。Yさんは先週榎戸で3つバラしてボウズだったそうです。まあ彼らはまだ経験が浅いので許されると思うんですが、自分の場合は自分でも『あかんなあー』という感じです。チヌをこんなにバラしてたんじゃ、これから始まるグレシーズンはいったいどうなるの?と自分でも思います。

 ただ、何シーズンか知多半島でチヌ釣りをやってみて、掛かった後のチヌの動きかたが日本海とはちょっと違うんじゃないかと思う点があるのも確かです。前にも少し書きましたが、テトラ帯の場合、海が荒れてないときは掛けたチヌのうちかなりの数が明らかに自分から足元(つまりテトラの中)に入っていこうとするということです。それを止められずに根ズレでバラすパターンが多いのです。自分の場合、日本海ではそういう経験をした記憶がないのです。(日本海で釣ったチヌの数がただ少ないだけなのかもしれんけど)
 チヌはグレと較べると馬力も瞬発力も無いし、グレのように根の下に入って行こうとしないため割りと獲りやすいというのは磯釣りではある程度常識になっています。なのでチヌ釣りの時はたとえ大きいのが掛かっても柔らかい竿で余裕を持ってやりとりすれば大丈夫と思ってきたし、実際そうやって獲ってきました。だから掛けた後は引きを楽しむだけだと。そしてグレ釣りのときに掛かったチヌは、もともとグレのつもりでやりとりするのでガガガッと有無を言わせず強引に巻いて、浮いてきたのを見て『やっぱりチヌだったか』という感じで。

 しかし、知多半島はちょっと違うんだよなあー。荒れたときに突っ込んでこないのは多分チヌの泳力が波の強さに勝てないのでチヌ自身がテトラ帯に入ろうとしないんじゃないかと勝手に想像しておるんですが、真実のほどはわかりません。

 ということで、どっちゃにしてもバラしてばかりというのは気に入らん。朝7時半から10時過ぎまでやりました。今回はあんまりチヌを遊ばせないで釣ろうと思い、1号の磯竿で。
 7時ごろ満潮だったので釣り始めは下げに入っており、風は無いのですが左へとる潮の流れがかなり速く釣りにくい状況が1時間半ほど続きました。ボラはたくさん寄って浮いてました。そのあと流れが緩くなったのでここが勝負と軽い仕掛けでボラの真ん中を釣りました。時々触りかけるのですが食い込まず、仕掛けを上げるとオキアミの頭だけグシャッと潰れていたり取られていたり。『こりゃボラの仕業だろうな』と思いつつ、続けました。
 渋い感じなので完全にグレ釣りみたいな仕掛けでじっくりゆっくり入れていったら9時半ごろ、ジワーッと入りました。入り方は『ボラっぽいな』と思いましたがチヌでした。遊ばせずに早めに浮かせてタモ入れ。

 チヌのアタリはその1回だけで、ツケエの頭だけくわえられるのがボラだということを証明するために(?)、触っただけのアタリでボラをひとつ掛けて終了。

 冬の間、周辺のノリソダにチヌが付くという話を漁師さんがしていたそうなので多分、真冬になっても釣れるんじゃないかな。