釣行記
本文へジャンプ 4月某日 
データ
4月下旬
晴れ
中潮
黒崎(和田)と立石の沖磯
コマセ オキアミ
釣果 チヌ35センチ、グレ30センチまで

敦賀半島の沖磯釣り 2日間


永坂情熱大陸

 皆様、おかげさまで一応ボウズ記録は脱出することが出来ました。

 4月末の2日間、現地泊まり(車中泊)で永坂さんに同行し、敦賀半島の一級ポイントへ案内してもらいました。1日目は和田の黒崎という所の沖磯でチヌ狙い、2日目は立石の沖磯でグレや大物狙い。晴天に恵まれ、海も穏やかでした。そして名人と凡人の腕前の差を見せつけられた2日間でした。

 自分の釣りのことを書いても面白くないので、今回は永坂さんのことを書きます。
 彼がこのHPの掲示板に書き込みをしてくれたことがきっかけで知り合いになったのですが、私はそれよりだいぶ前から彼のことを知ってました。何故かというと、北陸のエサ屋(若潮屋)のHPで釣果欄を時々チェックしてれば、『この人はいったい何なんだ〜!』というような圧倒的な釣果を常にあげているため自然に覚えてしまうからです。

 今回は自分が釣行計画していた日と永坂さんの予定がちょうど合ったので、同じ名古屋在住ということもあり永坂さんの車で一緒に行くことになりました。釣り場は全部沖磯で永坂渡船(1馬力エンジン付きゴムボート)で渡りました。

 1日目のチヌ釣りは、永坂さんも初めて乗る磯でした。雰囲気は良かったのですが釣り始めから終わりまでずっとフグだらけで自分は苦戦しました(釣果はなんとか1匹)。しかし永坂さんはコンスタントに釣り続け、最終的に12匹。

 結果だけ見れば爆釣になるんだろうけどイメージ的にはちょっと違います。簡単に釣れる時間帯は全然なく、普通の人にとってはむしろ非常に厳しい状況でした。そんな中で工夫を重ねてなんとか釣った1匹1匹を積み上げて12枚になったという感じでした。考えながら釣る習慣が身についていていつも試行錯誤しており、その時々にやることになぜそうするのかという理由が常にある。そのレベルがちょっと違います。
 時々状況とか釣り方を解説しながら釣ってたので分かりやすかったんですが、観察力が鋭い。視力もすごく良く、海の中が見える見える。私には全然見えない魚が見えまくってます。そして「チヌが光った」と彼が話した直後に具体的に食ってくる。

 あとすごいと思うのは、充分釣っていてももっと釣りたいという意欲が衰えない。『こんだけ釣ったんだから、もういいやー』とならないのです。
 「こうしたらどうなるんだろう、今度はこうしてみたら」というような探究心がすごく旺盛なのです。なので普通の人だったら考えないような釣り方も見つけ出せるんだと思います。

 2日目、グレのほうは難しかったのですがウキ下1ヒロで30メートルくらい遠投してチヌを釣ったのは、自分からするとまさに未知との遭遇でした。狙いはグレだったんだけど、その中でチヌを3つ釣ったのは参りました。さすが「チヌ釣り名人」。

 2日間フルに釣りをしたら私は疲労困憊。さすがにくたびれました。しかし永坂さんはすでに次の釣行はどこにしようと意欲を燃やしていました。

 最後に、誰もが抱くんじゃないかと思う疑問について。
『毎回毎回あれだけたくさんの魚を釣って、釣った魚はいったいどうするんだろう?奥さんに迷惑がられないんだろうか?』
 その1:釣った魚は帰りにエサ屋さんに寄って記念写真を撮ったあと、エサ屋さんの洗い場でワタ出しまでの処理を全部してから持って帰る。なので奥さんとの諍いはない。
 その2:クラブメンバーで欲しい人にあげるときもある。また釣った魚が欲しい人のシンジケート(?)が地元で出来上がっており、帰る前に「何をどんだけ釣った」と奥さんに電話すると魚の行き先がちゃんと決まる。もちろん自分たちも食べる。今回も2日目の3時過ぎからアジだらけになって釣りにならなかったんだけど、永坂さんはそのアジもこれでもかというくらいキープしました。 納得。