梶賀
こないだの梶賀釣行以来、ずっとあのバラシたやつをどうやってたら獲れたんだろうと考えていました。
江頭名人や立石名人の本を読んだり、『釣りロマン』で児島玲子さんが神須で60オーバーのオナガを釣った時のビデオや名人たちがオナガを釣るビデオを見たりして研究(?)しました。そして週末、『期は熟したり、いざ出陣!?』ということで、また梶賀へ行ってきました。
そして、またバラシました。おわり。
朝11時ごろ梶賀に着くと、天気予報どおり既に雨でした。
『梅雨グレだから、まあしゃあない。波の高さ1.5メートル⇒2メートルと言ってたのがハズレてくれますように、撤収になりませんように』と祈りつつ、半夜の人15名ほどが2艘の船に別れて出船。
今日は1人で、ウネリは前回と同程度。3人でエビスという磯の大黒の地向きに降ろされました。(5〜6年前に1回乗ったことがある場所)
水道を挟んだ大黒の地の沖30メートルくらいにはっきりとした潮目が出来ることが多く、大黒の地の人のコマセは必ずあそこに溜まると思い、30〜40メートル遠投してその潮目を中心に攻めました。しかし、食ってくるグレは25センチちょいのクチブトが多かったです。
そして、4時と6時に良型がきましたが、両方バラシ。『潮目で大きいのが掛かったら多分向かって左のシモリ方向に行くから、そうなるとキビシイかなあ』と思ったとおりに魚クンは走りました。片方は根に触った感じで、もう一方は噛み切られた感じでした。
結局、釣り上げた中でオナガは31センチのやつひとつだけでした。
私らの間では、バラシのことを別名、「M病」と呼んでいます。Mさんが毎回のようにバラし、その度に「強烈な引きだった!」と言うのでそう名付けたのです。どうもM病は伝染病らしく、始め「サカナが掛からない病」患者だったYさんの病気が治りかけたらYさんもM病にかかりました。そして去年の秋ごろからは私も感染して、今だに治る気配がありません。
しかし、テレビやビデオの名人上手と言われる人たちは40オーバーくらいのオナガをハリス1.7とか2号で、いとも簡単に釣り上げちゃうのが不思議です。江頭名人なんかは「オナガでバラシは日常茶飯事だ」とか書いてるけど、普通にやり取りして獲っちゃうもんなあ。腕が全然違うのはわかるんだけど、なんであんなに簡単そうにやっつけられるんでしょう?
紀東の釣り師はハリス3号使っても結構簡単にトバされてる人が多いと思うんですが。(だけどこないだのYさんもわりとあっさりオナガを獲ったんだよなあ)
それにしても、やっぱり梶賀はいい。あの荒れ具合じゃ阿曽浦ならたぶん志戸も乗れないでしょう。そしてああいう感じで潮目がはっきり出るような釣り場って紀東ではあんまりない。
『釣りロマン』が味わえる。グレ釣りらしい釣りが楽しめます。また道糸ハリス3号というのは繊細な釣りが出来ない自分にはかえって向いていて気に入っています。
はじめから終わりまで雨、港に帰ったら皆パンツまでビショ濡れでした。帰り道も雨でかなり疲れました。雨のおかげでカッパがきれいになったのだけはよかった。
小遣いを節約してもう1ぺん行きたい。とりあえず今度はハリス4号を使ってみます。(食わせられるかな?)
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