知多半島 山海
ファミリーフィッシングでチヌを釣ったらヒーローになれるかも!? |
月曜日、中日新聞朝刊の一面に「高潮防波堤(知多市の名古屋海釣り公園)に並んで釣りを楽しむ人たち」と題した写真が載っていました。日曜午後、ファミリーフィッシングの人たちの竿が鈴なりになっている写真です。
『やっぱり釣りは安上がりで手軽に楽しめるレジャーの王様だなあ!』
ちょうどその日曜の午後、Yさんのお誘いを受け、私らも知多半島へ釣りに行ってました。
Yさんが好釣果を得ているりんくうへ行くのかと思ったら、Yさんは海の景色が良い山海に行きたいということで、昼過ぎにYさんを拾い知多道を使って山海へ。
だいぶ日暮れが早くなってきたこともあり、今日は1時半ごろの釣り始めで6時過ぎまでと普段の我々の知多半島釣行よりも長くやりました。いつも3時間でオキアミ1枚で足りなくなる私はオキアミ2枚持っていきました。
天気良かったので山海の波止もファミリーフィッシングの人でいっぱいでした。ほとんどの人はチョイ投げ釣りでハゼなんかを釣っています。
最初テトラの根っこのほうでやってましたが芳しくなく、足元はスケスケでコマセを入れると見えるのはコッパのみ。20センチ級のグレは釣れるものの2時間くらいやってもダメそうでした。ちょうどテトラ帯の真ん中あたりの釣り座が空いたので気分転換に2人で移動。
移動した釣り座の真後ろ内向きに若い夫婦と男の子のファミリーが釣りをしていました。
私が20センチ級のグレを釣ったら、そのファミリーの奥さんが「わあー!」と声を出します。ちょっと振り返って針を外し、そのグレを海にリリースしたら、また奥さんが「わあー!」と声を出しました。 『んっ、、、?』 そしたらダンナさんが、「おじさんは狙いが違うんだよ」と奥さんか子供さんに話しているのが聞こえました。
『もしかしたらあの叫びは、「もったいないからサカナをリリースしないで、私に頂戴」という意味だったのかな?』と思いつつ、しばらくしてまた同サイズのグレが釣れたので振り返ると、また奥さんは「わあー!」と言います。それで『サカナあげようか?』と訊ねたら、「ありがとう。欲しい欲しい!だってさっき逃がしちゃうんだもん」と言いつつ入れ物を持ってきました。
「これは何というサカナですか?」 『グレ』
『こりゃ、もしチヌを釣ったら彼らに進呈せねばならぬなぁ』と思いながら、夕マズメにチヌ様が回ってくるのを待っておりました。そしたら5時15分過ぎ、やっとそれらしい入り方でウキが沈み、山海サイズ(28センチ)のチヌが来ました。山海サイズなのでタモは使わず、跳ね上げました。でも『やっと釣れたー!』という感じでうれしかったです。
さっきのファミリーはもう帰路についていていなかったので、このサカナはあげられませんでしたが、別のご夫婦や若い人が寄ってきました。
「すごいですねー」 「こんな立派なのが釣れるんですねー」
ほんとは立派じゃないと思うんだけど、見た目が良いし、『波止釣りの獲物としてはやっぱり充分立派かな?』
その直後、Yさんも25センチのチヌを1つ釣り、そのあとはグレのディナータイムとなって日暮れと共に納竿を迎えたのでした。
知多半島の波止釣りなら、このサイズもじゅうぶん 『あると思います!』
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