釣行記
本文へジャンプ 1月某日 
データ
1月上旬
晴れ
長潮
梶賀 オベラ
コマセ ボイル
釣果 グレ33センチ

梶賀


何とかグレを見ることができたが、タモ入れは無し

 寒のシーズンに入ってから2度釣行しましたが、冴えない結果となってしまいました。
 今年の初釣りはお正月休み明けの最初の土曜日。私の立てた作戦は、今シーズン自分は行き先を決める時点から運がないとみて、同行するYさんとMさんに場所決めを一任することにしました。

 YさんとMさんが選んだのは梶賀でした。寒の時期に行くのは私もたぶん7〜8年ぶり。梶賀まではおよそ200キロ、普段の釣行より距離があります。また出船時間は6時20分ごろという話だったので、名古屋から伊勢湾岸道、東名阪、伊勢道と高速を使って行くことにしました。2時半にYさんちで待ち合わせて、40分に出発。途中でガスを入れたり、お弁当をコンビニで調達しました(エサは今回は名古屋で買っていった)が、現地到着は意外と早く5時40分ごろで所要時間はちょうど3時間でした。高速代土日1,000円は有難いです。これなら寒の時期でも梶賀は射程圏内だなと思いました。

 この日は恒例となった尾鷲市の磯釣り大会初日で、2月14日(日)までのグレ長寸優勝賞金20万円をはじめとして、入賞者には豪華賞品が出るということです。梶賀ははじめてで夜興奮してあまり眠れなかったというMさんのスーパーポジティブの血が騒ぎます。しかし、長寸勝負なら運に左右される要素も大きいので誰にでもチャンスがあるのも事実です。トップ争いはたぶん55センチ級の戦いになるので、本気で優勝狙う人は釣れなくてもハリスを落とさない根性が必要だと思います。

 さて、運のない私は乗る磯も全部船長に委ねます。20数名の釣り客が2杯の船に分乗し片方は神須方面、もうひとつはオベラ方面へ向かいました。我々はオベラに降ろされました。
 この磯は自分ははじめてです。前下がりで岩質が硬くツルツルしており、フェルトスパイクがほとんどグリップしません。足場が高いけど一番前まで出るのは危険な感じです。とりあえず取り込みは掛けた後で考えよう。

 一番足場の良い場所にMさんが入り、Yさんに釣り座を決めてもらい釣りはじめました。海は穏やかで、風も微風。めちゃくちゃ釣り易い海況です。
 『こりゃ、作戦が的中したなあ、いくら何でも今日は絶対釣れるだろう』と思いました。
 コマセを入れるとエサトリが反応します。タカベくんが見える深さまで浮いてコマセに群がってくるのです。前回前々回の釣りと比べると全然違い希望を感じます。

 なのにグレ様は当たってきません。必ずチャンスは来ると根気強く丁寧に釣りました。昼前後にいい感じになり、サシエがエサトリとは違う取られかたをしました。
 アタックチャンス!3号で始めたハリスを既に落としていた私は針も2つサイズを落とし、ツケエの刺し方を変えてみました。すると予想通りウキが入り釣れました。茶色くて細長かったのでイサギかと思ったけどグレでした。サイズは小さいけど正直嬉しかったです。やっと釣れたという感じです。12時半ごろでした。

 その後は結局グレは釣れず、Mさんがウツボを釣ったのみ。いつものように「デカイデカイ!」と言いながら竿を曲げ、浮いてきたのをみたらトグロを巻いたウツボでした。ドーナツみたいな形で浮いてきたのでタイヤを釣ったのかと思った。

 オベラは湾の奥に位置する磯なので、一見するとそんなによくなさそうですが、前日は40センチも出ており、同じ釣り人がそれ以外にもどうしょうもない大物にトバされたそうです。当日はあまりよくなかったのかオベラ方面に降りた人でグレを持ってるのは私以外いないみたいでした。神須方面では45オーバーを釣っている人がいました。

 『梶賀に通いつめても、もし大会で優勝すればおつりが出るな』 などと、、、