釣行記
本文へジャンプ 6月某日 
データ
6月上旬
晴れ
小潮
河野の磯
コマセ オキアミ、集魚剤
釣果 なし

河野の磯


画竜点睛を欠く結果となった

 6月最初の週末、福井県の河野辺りへ行くことにしました。
 今回も1人です。天気予報だと、海況は穏やかになりそう。昼ごろから夕方まで釣ろうと思い、とりあえず本多船長に電話して最近の様子を聞いてみると、「ポツポツという感じやな。もう最盛期みたいに数釣る人はおらんよ。エサトリは出るときと出んときとあるけどアジはおらん」ということでした。
 ところが、土曜は船釣りの客があるため、磯に乗るんなら朝5時前の出船時間でないと不可という話です。
 『ベタ凪なら、あわよくば午後から大谷のチョボとかワニグリ、クログリに乗れないかな』と思っていましたが、これで渡船プランは却下となりました。

 『まあ、しゃあないな』
 しかし、もともと考えていたプランがあります。河野の役場横の駐車場から見て、5漕ぎ石積みの右向こう沖にある磯。あそこが前から気になっていたのです。河野の役場のところならゴムボート出すのは1人でも安全で楽勝。そしてその磯はベタ凪ならチャカ着けも難易度が低そうに見えます。
 ゴムボートビギナーの自分には絶好の場所じゃないかと思ってました。磯釣り気分も充分味わえるし。そしてもちろんその磯は渡船では渡していないので、乗れれば私の得意技、『誰にでも釣れる食い気のあるヤツを簡単に釣る釣法』が炸裂するであろうという読みです。なので1つや2つはチヌが釣れるはず。
 『こりゃ我ながら完璧なプランやなあ』と1人ほくそ笑んでいたのでした。

 さて、12時過ぎに河野の役場に着くと、予想通りベタ凪で誰も乗ってません。
 『いやーこりゃラッキー、いただきます』とゴムボートで渡ったのでした。

 釣り始めたのは1時ごろ。見た感じはっきり言って釣れると思いました。自分の経験からいくと、『食い気のあるヤツを簡単に釣る釣法』の場合釣り始めからだいたい20〜30分で決着がつきます。仲間のYさんMさんと一緒に釣りに行くと、食い気のあるヤツがいればまず間違いなく私があっさりと釣ってしまいます。(それでおしまいになるパターンも結構あるのがイタイところですが)

 しかし『簡単に釣る釣法』は不発。はじめは上潮がすべっていて釣り難かったです。でもその後、潮向きが変わり『こりゃ絶対いける』と思える時間帯が何度かあったのに最後までチヌの気配は感じられませんでした。エサトリはいるけどオセンが中心みたいでそれほど問題ない感じでした。6時半までやりましたが、釣れた外道は結局コッパグレ3、ガシラ2、フグ2。

 夕方一発逆転してれば自分としてはパーフェクトな釣行だったのになあ。丁寧に釣ったつもりなんだけど。釣り終わったとき永坂さんから電話が入り、釣ってた場所を告げると「エサトリもおらんかったでしょう?」と言われてしまった。