釣行記
本文へジャンプ 8月某日 
データ
8月下旬
晴れ
中潮
蒲池漁港
コマセ オキアミ、集魚剤
釣果 チヌ35センチ

知多半島 蒲池


アウェーで点を取った気分

 8月も終わりですが今年は特に残暑がきびしく、最高気温は連日35℃近くまで上がっています。しかし、それでも休みの日は釣りに行きたくなるのであります。
 土曜日、夕方にどっかへ行ってこようと思い、仕事中のYさんにメールを入れて情報を仕入れました。Yさんも今年は調子良くないみたいですが、こないだMさんが蒲池に行ったら本人は釣れなかったものの隣のおじさんが3つ釣っていたという話です。

 『よし、そんじゃ蒲池に決定。俺はMさんというより、隣のおじさんタイプだろう』と楽観的に考えて3時過ぎに自宅を出て4時過ぎ蒲池港に到着。
 車が既に5〜6台は止めてあり、皆落とし込みで釣りをしている様子でした。
 波止の内側で水を汲みコマセを準備していると、落とし込みのおじさんがタモに35センチ級のチヌを入れて歩いてきました。
 『おっ、何匹目?』と声をかけると、ニヤッと笑いつつ、指を2本立てて見せました。
 『エサはカニ?』 すると黙って頷く。
 『お主、なかなかやるな』と思いつつ見送りました。

 『この時期やっぱり落とし込みが有利だろうなあ。でもまあ、中には「カニはもう食べ飽きたんで何か別のものを食べたい」というグルメなチヌもいるかもしれんし』などと、自分に都合よく考える私なのでした。

 釣り始めたのは4時半過ぎ。今回は先端のほうへは行かず、駐車スペースのすぐ裏でやることにしました。落とし込み軍団はテトラの穴を狙うので、私は沖のほうにいる食い気のあるヤツを狙ってみますが気配なし。エサトリもほとんどいない。
 エサトリはいないけど、落とし込みの人はどんどん増えてきてテトラ帯のあちこちで盛んに探っています。彼らの繊細で地道な釣りには感心させられます。フカセでやってるのは私だけ。今日はちょうどアンブロ(UMBRO)のサッカーシャツを着てきたので、サッカーの試合に例えるなら『完全にアウェー状態』。
 
 『あんな繊細な感じでやっても釣れんのに、食い気のあるヤツを簡単に釣ろうとはムシが良すぎるかな?ちょっと繊細に釣ろう』ということで、ウキを一番小さいやつに替え、ウキを支点に軽い仕掛けを落とし込んでいく感じの釣りかたで近くを釣ることにしました。
 すると6時前、落とし込んだ仕掛けがそのまま沈む感じでウキが入り、釣れました。私の好きな35センチちょい。
 『やった!』これはアウェーで点取った気分でした。
 『どうせならハットトリックを決めたい』とケミホタルを登場させて夜8時前までやってみましたが、結局アタリはその1回だけでした。

 でもまあ、釣れたのでめでたし、めでたし。
 ちなみに私が帰るとき、止めてある車の数を数えてみたら20台くらいありました。落とし込みと夜釣り軍団恐るべし。