古和浦
先週休暇の磯釣行を台風21号様に阻止されたと思ったら、今週も彼はずっと沖縄の辺に居座り続けました。今週末もダメかと危ぶまれましたが金曜日に日本の東に去って行きました。
土曜の紀東の波予報は2.5メートルのち1.5メートルうねりあり。微妙だけど「のち1.5メートル」に賭けて半夜で古和浦行ってきました。うねりがきつかった~。
有料道路で行こうと朝7時ちょっとすぎに自宅を出て、トリトン渡っていたら四日市亀山間渋滞で60分かかるという表示。で、みえ川越で降りてみたら下道も結構混んでおり、津からまた有料道路に乗ってという変則パターンで結局エサの仕入れなんかも入れると3時間掛かりました。
10時半ごろ出船。半夜の客は俺一人。波はあまり無いけど大きい波長のうねりがありました。ほんとは1番(赤島)の日だけどそっち方面は無理らしく、船長は「スズキ行くか」。 私は磯をあんまり知らんので『スズキでもヤマダでも』という感じでスズキに降りました。
スズキというのは大きい磯だけど釣り座はあまり多くない感じでした。沖向きの先端は完全にうねりが乗り越えてくるためやれない。最初ハナレとの水道をやってみたけど、うねりがもろに抜けていくのでポイントが作れずよろしくない。内向きはロマンがない。
ということで、平家向きの高場から釣ることにしました。15メートルくらい先まで、見える深さに大きいシモリがあり、そこから向こうは深い感じ。そして釣り座はとても高く、タモは全然届かない。『こりゃデカイのきたら、獲れんな、、、でもまずは掛けんことには話にならんからここでやるしかない』
沖向きから入ってくるうねりがカベにブチ当たって、サラシが出ます。ひどいときは完全に洗濯機状態。『狙い目はそこかな』と壁際にコマセを入れてシモリの向こうに仕掛けを入れ、サラシの中の浅いタナを中心に釣りました。12時半ごろ30センチ級のオナガが釣れ、同サイズのクチブトもきました。そして60センチくらいのミニシイラも掛かりました。(何回かジャンプしてハリ外れ)
その後昼飯のパンを食べながら『やっぱりこれじゃデカイのきたら獲れんな』と思い、道具を替えました。竿を2号にして、道糸3.25号、ハリス4号。これでどんな大きいのもブリ上げ、シモリに突っ込もうとするやつは逆にシモリぶち当てて気絶させてやるという男らしい作戦。
何故かわからないけど、うねりは収まるどころかますます大きくなっていきました。
タナをかえつつ一生懸命やっていました。釣り座を1メートルほど移動したら仕掛けのなりが安定するようになりました。
そして最終的にはやっぱり必殺技、『誰にでも釣れる食い気のあるやつを簡単に釣る釣法』。固定仕掛けで2ヒロほどの浅ダナを軽い仕掛けで狙い、デカイサラシが出た時にタイミングを見計らって入れたら、夕方4時ごろにまともなサイズが食いました。
予定通り、有無を言わせぬ強引な巻き上げ(やりとりではない)で寄せてブリ上げました。一応測ってみたら40センチには足らなかったけどオナガでした。磯に行けなかった休暇中、名人の本をじっくり読んで研究した通り、ハリはばっちり上あごの縁ど真ん中を貫通。(自画自賛)
キープしたサカナは渡船屋の洗い場でウロコを落し、ワタも出して持ち帰ったので妻の機嫌も良かった。めでたしめでたし。
今度はもっと大きいサイズを釣りたい。
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