釣行記
本文へジャンプ 3月某日 
データ
3月上旬
晴れ
中潮
贄浦 無名磯
コマセ ボイル
釣果 チヌ48、51センチ、グレ38センチ

贄浦(にえうら)


チヌのが よく引いた

 ここ数日とっても暖かい日が続いています。今回は行ったことのないところへ行こうということで、贄浦へ行くことにしました。

 贄浦は阿曽浦の隣です。車だと5分くらい。出船は6時半だと言っていたので、有料道路だったら2時間くらいだろうと3時50分に家を出たら着いたのは出船10分前で慌てました。阿曽浦行き慣れてるのに、、、(玉城インターから阿曽浦方面へ行く道はシカくんがよく出るのでぶつからないように注意しましょう。今回も峠道でオスの親シカくんを1頭見かけました)

 渡船は2つあり、自分は小さいほうのに乗るように言われました。地方の磯方面に向かいましたが波の影響で乗れるところが限られていて降ろされたのはワンドの中のどん突き磯。見た感じはチヌ釣り場でした。周りの感じからは浅そうなので、『こりゃサカナが付いているか回ってくれば割と簡単に釣れるけど、そうでなかったら撃沈だな』と思いつつ始めました。

 釣ってみるとやはり浅く、沖のほうでも竿1本半だと海藻に引っかかる。潮は沖からごくゆっくり差し込んできていて、足元に払い出しとかは無いので少しでも変化のあるところを釣るんだけど気配なし。苦戦しそう。

 そして自分が竿をだしてから少し経ったら沖の磯方面に向かった大きいほうの船が来て、最後に残った3人を降ろしていきました。『つまりここはそういう磯なのであろう』

 で、やはり何も起こらず昼近くになり、あとから来た3人は完全にダレて、「どこか他に乗れるところがあったら磯替わりして、乗れるところが無かったらまたここに帰ってくる」ということで渡船に拾われていきました。自分は替われる場所が無かった時戻ってくるのも嫌なので残ることにしました。

 道糸ハリスを2.5号から両方2号に落とし、いろいろ試しましたが潮の行き方からして沖にコマセを効かせられない。際も相変わらず全く気配なくダメ。
 お昼過ぎに新堤40代さんがメールで、昨日の野球WBC日本が逆転勝ちしたと教えてくれました。自分はマー君が打たれるところは見たけどそのあと釣りに備えて寝た。負けただろうと思ってたので、『へー、諦めずに頑張ったんだなー。でも今の俺の状況は昨日のサムライジャパンより厳しいであろう』などと思っていたのであります。完全に完封負けを覚悟したのでありました。

 その後も『交通事故的に釣れるのを期待するくらいしかやりようがない。この状況でもし釣れたら自分を褒めてやらないといけない』という感じの状況が続き、諦めムード。

 しかーし、2時半ごろ足元の雰囲気が変化しました。そしてウキが入りついにフグがひとつ釣れたのであります。『こりゃチャンス到来』と軽い仕掛けに作り直し、際を探ったらジワーッと入って、きました。チヌ様48センチ。よう引いたー。大きいチヌの嫌いな私ですが、これは嬉しかった。『よう釣った』と自画自賛。そして10分後、さらに強い引きで50オーバーのチヌ様追加。これは大きいけどきれいなチヌでした。『今日のこの状況だったら、まあこれで上等上等』

 その後しばらく気配が遠のいたのち、3時半になってついに正義の味方ボラ太郎が出てきました。『こりゃまたチャンス到来か』と丁寧に入れていくと、出ましたグレックスのアタリ。引きでグレとわかりましたが、引きの強さはさっきのチヌ様たちのほうがだいぶ上でした。でもキープサイズのグレが釣れてよかったです。3時40分過ぎに納竿。

 最後の1時間で釣果を得られて満足。めでたしめでたし。