福井県 坂尻 佐田浜
待ちに待ったゴールデンウィーク、日本海チヌ撲滅委員会会長?永坂さんと車中泊2日間釣行してきました。2日間フルに釣り三昧。お天気もよく堪能しました。
永坂さんと福井方面へ釣行すれば、次のようなよいことがあります。
@まず彼自身とその仲間の持つ膨大な釣行データから、その季節と天候風向きにあった釣り場に連れて行ってもらえる
A釣りをしていて、自分ひとりだったら『ここはほんとにチヌがいるんだろうか?』などと迷ったりするが、彼の釣果を基準にすればチヌがいるかいないかほぼ間違いなくわかる
B釣り場で疑問に思ったり判断に迷ったときは、質問すれば的確なアドバイスをもらえるし勉強になる
C泊まりの釣行も永坂号でしっかり寝られる(しかし釣りのスケジュールはハードです)
つまり、自分も釣れる確率がぐっと上がるっちゅうことです。
1日目 坂尻 渚釣り風テトラ釣り
朝(夜)1時20分に起きて2時に永坂さん宅着。永坂号で敦賀へ。エサや人間の食べ物を仕入れてから坂尻の地テトラへ向かい6時前には釣りを始めました。
ここは小砂利浜に積んだテトラ帯で、海が穏やかならテトラの根元は浸からないような場所です。水深が無いので知らない人は「こんな場所でチヌ釣り?」と思うかもしれません。
しかし、釣り始めてすぐ波口の向こうでチヌが出ました。ダブルヒットもありました。
道具立ては2人ともチヌ竿に道糸1.5号、ハリス1.2〜1.5号、ウキ下は1ヒロから1ヒロ半ほどで固定ウキ仕掛け。波に道糸をなるべく取られないようにして、浅場にメシを食いに来たやる気満々のチヌ様を狙います。
ところが厄介だったのはワカメなどの海藻の切れたの。とにかく藻のゴミだらけ。1投1藻のペースで釣れてくるのであります。
自分の釣り座は9時ごろから全然釣りが出来ない状態になりました。横にずれたりしてみましたが海藻だらけなのは変わりなく、嫌になってお昼まで2時間以上休憩してブラブラしてました。しかし永坂選手は全然止めない。ゴミを避けて避けて入れる場所を変え、結局お昼前に2つ追加。 そのようにして釣果にどんどん差がついていき、夕方6時半過ぎまでやって最終的に釣れたチヌは17−5(リリース含む)でした。
その後エサ屋に行き記念撮影、クラブ員の人たちと一緒に夕食したあともういっぺんエサ屋に戻ってあしたのエサの仕込み、スーパー銭湯でさっぱりして11時ごろ寝た。
2日目 佐田浜沖テトラ 超遠投釣法
4時半過ぎに起床。飯を仕入れてすぐ浜へ行き出船。沖テトラへ。
ここでも永坂選手のオリジナル浅ダナ超遠投釣法炸裂。50メートルではきかない距離、仕掛けもコマセも大遠投します。
永坂さんだけはとにかく釣れ続き、ピーカンベタ凪ぎになったら調子の良い時は5投連続ヒットとかもあります。隣で真似するんだけど、全然同じようには釣れない。永坂選手の竿は絶え間なく曲がるのに自分も含めた周りの釣り人は音無しの構えが続くのであります。ある程度は予想していたけどどこがどう違うのか理解できない。自分はしきりに『仕組みの違いがわからーん』とボヤいてました。
そして、竿掛けに竿を置いた状態でリールをドラグフリーにしておくと道糸が引っ張られて穂先と共に海面から宙に浮き上がり、ついにはジャーッと音を立ててスプールが逆転。座ってタバコをフカしていた永坂選手はそれを見てからやおら腰を上げアワセを入れる。(ドラグジャーッ釣法)
『おいおい、これがチヌのフカセ釣りかよ?!』という感じです。
で、この日も6時過ぎまでやった結果が写真の釣果。チヌ37枚(リリース含む)。同じテトラ帯で釣った人の中にはボウズの人もいたのです。 自分は何とか9つ釣ったけど、そもそもチヌ釣りで何とか9つということ自体が変だと思いませんか?普通だったら9つも釣れば大漁でしょう?なんたって相手はチヌ様なんだから。
ボヤキはまあいいか。しかし、人から教わってではなく自分であの釣法に行き着いたというのはスゴイことだと思うのです。
手前を普通に釣ってエサトリだらけだったら、確かに遠投はしてみるだろうけどあそこまでは投げないだろう。そしてあそこまで投げたとしても結果が出なければ数投で止めるんじゃないかなあ?彼の情熱と研究心あればこそです。
ほぼ1日中大遠投とコマセ大遠投の練習をしてだいぶ上手に飛ばせるようになった。遠くばっかりずっと見ていたので目のためにもとっても良かった。そしてウキが遠すぎて全く見えなくても充分サカナが釣れるというのも体験できました(ウキのついた投げ釣りみたいでおもしろかった)。両手の二の腕は筋肉痛でダルビッシュになりました。
2日間お世話になりました。たくさん釣れてめでたしめでたし。
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