尾鷲と梶賀
東海地方は5月28日、例年よりも11日も早く梅雨入りしました。
『梅雨に入ったからには梅雨グレを釣りに行かねばなるまい』ということで、休暇を取って平日2連荘釣行してきました。
今回の釣行に際して自分なりに作戦を練りました。テーマは『男は強引じゃないといけない作戦』。とにかく有無を言わせぬ太仕掛けで相手をねじ伏せる。で、釣行前日、仕事帰りに会社近くの釣具屋に寄って船ハリス(フロロ)5号100メートル巻きを購入。家でサッカーオーストラリア戦を観戦しながら、そのハリスをリールの替えスプールに巻けるだけ巻きました。これで道糸ハリス通しの5号仕掛けの完成。2号竿と組み合わせてサラシの磯際を浅ダナで狙い、掛かったサカナはどんなやつでも獲ってしまうという、、、
1日目 尾鷲 桃頭島(トガ島) 半夜釣り
いつもの平日と同じ頃に起き、朝ごはんを食べて6時20分ごろ家を出ました。
平日なので有料道路は全部半額というわけではないので、みえ川越までは名四国道で行ってそこから有料道路に乗りました。インター入口手前の掲示板に「リフレッシュ工事中、四日市ジャンクションを先頭に4キロ渋滞」と書いてあったんだけど、気にもしなっかった。そしたらその4キロの渋滞を抜けるのに約2時間も掛かったのであります。恐るべしリフレッシュ工事。『だけど、だったら4キロ2時間と書けよ』という話です。これで出船時間の11時には完全に間に合わない。
『まあしゃあない、オーストラリア戦同様、運の悪いこともあれば運の良いこともあるであろう』と気持ちを切り替え、船長に連絡しました。
尾鷲に着いたのは12時。港に戻ってきたばかりの船長には悪いけど再度出船して、降りた場所は桃頭島の南向き?の釣り場。向こうに見えるのはたぶんアゴ島であります。
桃頭島というと、断崖絶壁みたいな場所の狭い釣り座で張り付くようにして、ドン深の足元を釣るというイメージが強いですが、ここはごく普通の場所でした。
海況は最初穏やかで、4時半の満潮に向かってだんだん波気が出ていきました。
船長は「竿1本半くらい沖を1ヒロから2ヒロくらいでやってみて」と言っていました。自分の狙いはとにかく絶えずサラシの出るところ。そこを矢引きから1ヒロくらいのウキ下で釣りました。仕掛けは2号竿に例の5号ハリス通し、9号の太軸の針。エサはボイルのLサイズ。
サカナの活性は高く、グレはほとんどオナガでした。28センチ級は数釣れました(ひとつだけキープ)。太仕掛けでもネンブツダイやオセン、ウミタナゴなど小さいサカナも平気で食ってきました。最大は41センチのオナガで、飲まれましたが5号ハリスなら楽勝でした。
6時半前納竿。サカナの大きさ的には今一歩と思ったけど、だいたいイメージ通りにいったので満足。お風呂と晩飯を済ませ、梶賀へ移動して11時ごろ仮眠所で寝た。
2日目 梶賀 大黒の地 通し釣り
仮眠所で寝ていたら、4時前に船長に起こされました。出船は4時半だそうです。(通し釣りの料金は7,500円) 客は4人で1人は底物狙いでした。
海は結構荒れていて、降ろされた大黒の地の先端は満潮でも一番高い場所なら大丈夫という感じでした。
サラシがバリバリに出ているので重い仕掛けでサラシの中の際を浅ダナで釣りました。これで口太の大きいのを爆釣する予定だったのだが、、、
苦戦しました。浅ダナでは全然気配が感じられない。朝一番のゴールデンタイムは空振り。ちょっと深め(といっても2ヒロほど)にしたら8時前にやっと食ったのは45センチのサンノジ。よう 引いたけどタモは使わずブリ上げる。結局今回の釣行で一番引きが強烈だったのはこいつでありました。 涙、、
お昼前、エビス向きで釣っている人(上の写真の左端の人)が様子見に来て話したのですが、そっちでは足元はタカベだらけで沖の潮目に遠投してコッパが釣れると言う。全然こっちと様子が違うのでまた迷いました。
久しぶりに頭に血が上り、仕掛けと狙いを替えまくりました。最終的に道糸3.25号ハリス4号の細仕掛け?の完全フカセで少し沖に入れていってやっとグレが釣れたのは釣り始めてから12時間後でした。6時までやって、それが最初で最後のグレでした。
う〜ん、さすがにくたびれた。船長は「1ヒロとかで食ってくることはまずないですね〜、3ヒロくらいかなー」と言っていました。
成果もあれば課題もある2日間でありました。でも日本が何とかブラジルW杯行きを決めたので、めでたしめでたしかな?
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