尾鷲
Yさん、剛腕F氏と初釣りに行く予定だったんですが、Yさんが用事ができたのでF氏と2人で行くことになりました。行き先はもしグレがダメでも何か釣れそうな尾鷲にしました。
前回、新しいライフジャケットと綺麗に洗ったレインウェアーで完敗を喫した私は、今回は伸ばしていた髪をベリーショートに戻すという是正対策を立てて臨むことにしました。
尾鷲は出船時間が早いので前日にエサを買っといて直行しようと思い、夕方釣具屋へ行ったらボイルが置いてませんでした。
『なんじゃそりゃ』と思いつつ、とりあえず中古釣具コーナーを覗くと釣研、グレックスのウキ(新古や中古)がナント1個150円で売っているではあーりませんか。思わず16個買ってしまいました。レジで『安すぎるんじゃない?間違いじゃないの?』と言ったら、「16個で2400円、お正月1割引きなので2160円です」だって。定価2000円以上のやつもあったのだ。無茶苦茶ラッキーなお年玉。
『このラッキーは明日の爆釣の序曲か?それともこれでラッキー使い果たしたか?』などと、、、
朝2時にF氏を迎えに行き、大府インターからトリトン経由で行きました。尾鷲のエサ屋を知らないので途中紀勢大内山で降りてエサを買い、本日から始まる尾鷲磯釣り大会の参加カードも貰いました。順調に走り尾鷲港に着いたのは4時半ごろ。天満浦の港は釣り客のクルマで一杯でした。
出船は5時半、ベタ凪ぎで風も弱い。客を15名ほど乗せて船長は得意の桃頭島へ向かいました。6時にチャカ着けが始まり、最初に我々に声が掛かりました。まだ暗い中降ろされたのは夏に乗った場所の沖向いて右隣の磯。後で船長に聞いたらここもタラエというらしい。
朝7時ごろ釣り始めました。シモリの様子とかがまだ少し暗くてわからないので、とりあえず3〜4ヒロで釣り始めました。そしたら15分もしないうちにいきなりF氏の竿がひん曲がりました。冷静に磯際ぎりぎりまで前に出て強引に浮かせ、タモ入れしたグレを見てびっくり。これはデカイ。よく太った立派なグレでした。47センチ。
そして、そのサカナをスカリに入れた後仕掛けを作り直し、また10分くらいしたら竿が曲がりました。横から見ている感じでは今度のほう が竿は根元からひん曲がっていたので、さらなる大物かと思いきや上がってきたのはさっきのグレより小さい42センチのチヌ様でありました。
『おそれ入谷の鬼子母神、当たり前田のクラッカー?』ちゅう感じであります。食い気のあるサカナは一列に並んでF氏のほうに行ってしまい、朝飯前のラジオ体操が終わらないうちに釣られちゃったという、、、
『でもまあ、これなら俺も当然釣れるだろう』とポカポカ陽気、ベタ凪ぎで潮が動かない中がんばりましたがその後はハゲっぽいエサトリはいるもののグレらしきアタリはないまま納竿の2時を迎えたのであった。う〜ん、あかん。結果的には典型的な潮の悪い日のパターンでした。
全体の釣果も芳しくなく、グレは35センチくらいのひとつ釣ってる人がいるくらいでした。船長から『ところでタマさんはどうだったん?』と言われてしまいました。『スミマセン、よう釣りませんでしたー』と元気に?答えておきました。涙、、、
船長が参加カードに大きさを記入して、そのカードとサカナを持って尾鷲市内の「おとと」という魚市場に行き再び検寸してもらいます。大きさは46.5センチでした。検寸後、不正のないように目印として胸ビレの先端をハサミで切り取りました。2月9日までの大会の優勝賞金は20万円だからねー。公正を期するということでしょう。大会初日の3時半現在で暫定2位。1位は51センチだそうです。
しかし、今回F氏は正直すごいと思った。完敗です。彼は年明けの2日にも子供連れで知多半島に釣りに行き、豊浜港で子供の相手をしながら片手間の釣りでチヌを釣ってます。釣り方は基本に忠実。たぶん勘がいいんだろーなー。
帰りは有料道路は芸濃からはじまる大渋滞ということで、津で下道に降りました。こっちも混んでいて名古屋まで帰るのに4時間半かかりました。釣れなかったけどポカポカ陽気で疲れなかったので運転は全然眠くなかった。
渡船に回収されて座っていたらカモメのフンが降ってきて私のカッパのズボンを直撃。これでウンが付くかなー。 『次回こそ、倍返しだ!』 『えっ?ゼロは何倍してもゼロ?』
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