古和浦
自分にはここ数年悩みがある。寒の時期に仕事が一番忙しいので一番釣りに行きたいときに思うように行けないのだ。しかもその傾向が年々強まってきているのだ。『これでは何のために働いているのかわからんがや』
ということで、1ヶ月以上釣りに行けませんでした。行けそうだった時は天気大荒れ、先週末も、金曜の午後4時過ぎまでは『この調子なら定時にあがって早めに寝て、明日行ける』と思っていたのに、緊急の仕事が入り結局土曜も仕事。がっかりでした。
で、この土曜やっと行けるようになったんだけど、体がくたびれているので出船の早い尾鷲は止め、古和浦にしました。「出船7時だけど6時半には来といて」というので6時10分くらいに渡船場に着いたら他の客はもう準備万端。ゆっくり準備していたら6時半には出るという。
なんか古和浦は出船時間も磯上がり時間も渡船屋によってバラバラ、テキトーですな。
客は全部で5人でした。その中には常連の75歳のジイさんがいて、荒れ気味の海況の中1人で小さい磯に飛び乗っていきました。『あれ大丈夫かいなー?』 すると他の客が「あのジイさんは今シーズンも50オーバーをオレの目の前で釣りやがった。そいでもって、年下のオレの葬式には出てやらんと言っている。あいつは100歳まで生きる気だ」と言ってました。
元気なジイさんだ。そういえば矢沢は65歳、8年ぶりに日本ツアーをしたストーンズのミックジャガーは70、メンバーもジジイばっかだけど相変わらずカッコイイ。あのジイさんもカッコイイな。
釣りのほうは赤島に他の人と2人で上がりました。相当荒れていてコマセが安定して効く場所がなく非常に釣り難かったです。もし夏場だったら釣れる感じだけど今の季節だと厳しいなー。
最終的に目をつけた場所は2人とも同じで、左右に大きく振れるうねりが多少収まった瞬間に重めの仕掛けで足元の際を釣る。スペース的に釣り難くウキが2メートル以内のところに並ぶことになります。釣果はその人がワンチャンスをつかんで40センチをひとつ。自分は30ちょいをひとつだけでした。
60センチくらいのヒラスズキがひとつ掛かったけど、数回目のエラ洗いでハリス切れ。『食べたいなー』と思って慎重になったのがよくなかったかな。
左隣りの方座の釣り客も苦戦してました。写真は赤い竿の人がカモメを釣るの図。右側の人がカモメの針はずしをしております。
最後1時間、自分はウキ釣りを諦めて、ズボ釣りをしました。しかしうねりは底まで影響していて、丸玉オモリは大きく左右に振れます。『これじゃーウキフカセでは思い通りに仕掛けは張れんなー』 で、美味しいガシラを2つ釣った。これで前回の尾鷲の倍返し達成!?
終了時の回収は降りた場所に船が着けられず、岩を登って裏に行って船に乗りました。そしたら例の常連のジイさんが、「あんだけ荒れとったら表は無理や、回収された裏で釣ったらいいのが出たのに」とアドバイス。『なるほど。やるなジイさん』
ともかく、ガシラの煮つけ、最高に美味しかったです。めでたしめでたし。(前回と同じ感想)
|