福井県 佐田浜
今年もGWがやってまいりました。人によってはまだGWじゃないのでしょうが、自分は週末から5月5日まで休みです。(26日は休出した)
いつもGWはチヌ釣りをするのですが、今年は特に3月くらいからチヌ釣りの準備に入れ込んでおります。まあ寒の時期釣りに行けなかったぶん、ものを買っただけなのですが、、、
まず前回既に登場しましたが06−425のチヌ竿(宇崎日進のナギサというやつ)。これはりんくうでチヌ釣りをしている時『ここだったら船釣り用のキス竿でやっても面白いんじゃないか』と思っていて、そこまで極端に短くないにせよコンセプトはそれに似ています。短いうえに無茶苦茶細くてリールシート周りは完全にルアーロッドという竿です。次にバッカンに装着する竿受け、チヌ釣りの南名人のウキ2個(20グラム以上ある)、75センチのヒシャク、あとは通販で自分の好きなコマセ(近所の釣具屋に売ってないので)まで買ったのであります。
日曜朝、Yさんと一緒に5時半過ぎに自宅を出て高速で敦賀へ。7時半ごろエサ屋の近くのコンビニで岐阜から来た義兄と落ち合いました。時間が早くないので佐田浜はワカシオ軍団がいっぱいだろうと思いエサ屋の人に尋ねたら、小さいのしか釣れないので皆よそへ行っているという。
『そりゃちょうどいい。佐田浜行こう』 自分としては小さいチヌ大歓迎という感じです。
佐田浜に着くと、数人は渡っているものの誰も乗っていないテトラ帯もあったのでそこに渡り、9時半前くらいからはじめました。ピーカンベタ凪ぎ、潮は澄んでいて最初から最後まで波気ゼロ。しかし風は天気予報と違い横風でした。
さて、自分がチヌ釣りのために準備してきた理由は竿以外全部、佐田浜で遠投釣法をするためだったのであります。当然のように遠投で釣り始めましたが最初上潮のみかなりの速さで右に流れ、釣り難かったです。もし永坂さんがいれば釣り方を聞いてやりかたを真似すればいいのですが今日はそういうわけにはいかぬ。だんだんコマセを入れる場所が近くになり、最終的には普通の距離に、、、
しばらく3人とも音無しの構えだったのですが、流れの緩んだ11時20分、最初に竿を曲げたのは義兄でした。エサ屋さんの情報通り30センチ弱の山海サイズ。「やった、これで満足。帰れる」と言う義兄でありました。(結果的に義兄のチヌはこれ1つでした)
まあ、変な話ですが義兄さえチヌを釣ってくれればひと安心。また、義兄が釣れれば状況が良くなった証拠なので自分も当然釣れると思いました。で、予想通り直後に3つ釣れました。ウキ下は1ヒロ半ほどで、ピーカンに誘われて浮いてくるチヌを狙いました。一番大きいのは40オーバーでしたが、まー竿はよう曲がる。おもろい。隣で見ているYさんは「フグが釣れてもすごい曲がりますねー」と言ってました。
Yさんもこの時間帯に30センチ級のグレ、チヌをきっちり釣りました。
これで全員チヌを見ることができたので、あとは良いお天気の中気楽な釣り? ではありません。Yさんがボラを掛ければ『おおーすごいですねー、それはオナガチヌですか?』などと絶えず冗談言いながらやってますが、まだ課題の遠投釣法が残っているのだ。
その後フグが増えたのか近くは難しくなっていきました。風や潮の状況を見て遠くを釣り易い時には遠投してみました。遠投するとウキが全然見えないので潮の流れは仕掛けを回収するまでよくわからないし、アタリは当然道糸の動きでとることになります。またコマセも遠投できるように考えて作っとかないと通用しません。そして遠くだと同じ場所にコマセを入れ続けること自体に技術が要ります。そういう様々な難題をテキトーに?クリアしつつ狙いました。
自分のリールはドラグ無しのレバーブレーキ式で、永坂遠投釣法のように沖でチヌが引っ張ればドラグフリーのスプールが逆転してジャーと鳴るようにはできません。そこでローターの逆転をフリーにして、道糸が引っ張られればローターとハンドルが逆転するようにして釣りました。
結果は遠投釣法でハンドル逆回転したのは3回。いずれも掛かったもののひとつは寄せてくる最中に、もうひとつは際まで寄せて姿が見えてからハリ外れでバラシ。獲れたのは35センチオーバーのがひとつでした。掛かるのが遠くなのと竿が柔らかいので普段の釣りよりアワセをしっかりしないとダメなんだろーなーと今になって思っております。
夕方6時過ぎまでやって、釣果は義兄がチヌ1とグレ1、Yさんはチヌ2とグレ1、自分はチヌ6とグレ1でした。
課題はたくさん残ったけど、一日きれいな海の景色を眺めつつ楽しく遊べました。めでたしめでたし。
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