釣行記
本文へジャンプ 12月某日 
データ
12月下旬
晴れ 
中潮
梶賀 ドンビ
阿曽浦 名無し⇒立島 
コマセ ボイル、オキアミ、集魚材
釣果
1日目 グレ 28センチまで
2日目 グレ 30〜33センチ5つ

梶賀と阿曽浦


貧果だけど、考えようによっては残り福だったかも

 釣り納めは磯釣りにということで、梶賀と阿曽浦へ車中泊で行ってきました。ほんとは梶賀でばっちり納得の釣果を収めて終わりと思っていたんだけど、ダメだったらもう1日延長も考えてシュラフやマットも積んでいったのです。結果その通りとなりました。

1日目 梶賀 ドンビ
 梶賀の出船は6時20分ということで、3時過ぎに家を出て有料道路で行くことにしましたが途中四日市の手前で事故渋滞が発生しており、みえ川越でいったん降りて津まで下道、そこからまた有料道路で行きました。朝6時前梶賀に到着。
 梶賀はずっと客が少なめだったようですが、2日前によく釣れたという情報があり予想より多い20人ほどの客が来ていました。まあ昔の年末に比べれば少ないですが、、2艘の船に分乗して出発。

 梶賀は渡船屋が数軒あり、磯割りがないのです。しかも尾鷲とは違い出船時間が決められているので、港を同時刻に出てそこからはスピード勝負の磯取り合い(尾鷲の場合は磯着け時間が決められていて、各渡船が最初に着けたい磯の前で待つ)。なので船は馬力があり全速で疾走します。客が多い時に1艘だと残り磯に乗る人が多くなっちゃうので2艘なのです。

 自分が乗るように言われたのは表磯には行かないほうでした(その渡船屋で馬力の無いほうの船)。見張り下に何人か降ろした後、船は引き返して人を降ろしていき、自分が降りたのはドンビという磯。言ったら、梶賀に来てわざわざここに乗りたい人はいないだろうという場所です。

 『あーあ、まあしゃあないな。これは人が多い時、常連じゃない一人客の宿命みたいなもんだな』という感じです。写真は向こうに見える見張り下、有名な神須の鼻はそのさらに先の方です。

 しかし、気持ちをすぐ切り替えて頑張りました。海は穏やかで、見た感じではあんまり大きいのは望めそうにないので自分の梶賀タックルとしては一番細い道糸ハリス2.5号でやりました。梶賀はボイルのみ、集魚材禁止です。釣り座が高いのでコマセの沈む様子や集まってくるサカナを観察しながらの釣りとなりました。エサ取りは主にハゲ類とキタマクラ。出来る釣りを一生懸命やって、タモ入れしたのは40センチほどのアイゴひとつ、45センチ前後のイガミ2つでした。グレはコッパが数匹で一番大きいので30センチないオナガでした。

 2時に回収。周りに釣果を聞くと表磯に行った人はほぼ全滅、40センチは1つ出ただけでした。どんだけ深く入れても全然ダメだったという感じです。見張り下はお昼過ぎたらエサを取られなくなったと言っており、明らかに表の潮が悪くなったと思われます。『こりゃ明日ここでやっても無駄になる可能性が高いなー』と思いました。

 洗い場でキープしたイガミのワタ出しをしたあと、やっぱり梶賀は止めることに決めて渡船屋を出ました。ちょっと走ってからクルマを止めて今日古和浦へ行った常滑人さんに電話。常滑人さんと西尾人さんはオジマに乗って他の釣り人ともども全滅という話でした。他の渡船もダメっぽかったらしい。
 『なんか明日どこ行ったとしてもやるだけ無駄かなー?』

 『どうしようかな〜』と42号線を北上しつつ、恋人(永坂さん)に電話しました。永坂さんは神子元に行ってます。本日の釣果を報告しあった後、このまま帰るか明日もどこかでやるか迷っている私に「タマさん、やらなきゃサカナは釣れませんよ!明日はいいのが釣れると思って。場所はタマさんのホームグランド阿曽浦にしたら?」とのお言葉。それで『わかった、やってみる』と決定したのでした。


2日目 阿曽浦 名無し⇒立島

 さて、その後エサを仕入れ、ゆっくり走って阿曽浦方面へ向かいました。途中晩飯を食べ明日の飯を買ったりして時間をつぶし、阿曽浦近くの道端の空き地にクルマを停めました。リアシートを前に倒し、釣りの道具を片側に寄せたら、ちょうど寝れるスペースの出来上がり。途中2度ほど目が覚めたけど夜10時から朝5時半までたっぷり寝た。

 貧果の後にもあさは来て(あさが来たは面白いので見ている)、阿曽浦港に行ってみるとクルマだらけでした。近年稀にみる釣り人の数。あまり多いのでもう一方の渡船屋が止めたのかと思った。
 ざっと数えたら30名以上いる。しかし、すっきり目覚めた私はいつもの強気を取り戻し、『他の客全員釣れなくても俺だけは釣ってやる』と根拠のない闘志を燃やしていました。

 志戸か沖磯を希望して船に乗り込み、7時に出船。内磯から降ろしていき、志戸の西のハナレに3人、東ハナレに5人乗せて自分に声が掛かりました。『ということはサメガセかな?』と思えばさに非ず。東ハナレと本島の間にある「名無し」でした。人がよっぽど多くなければ乗せない磯です。これも昨日と一緒で『まあ、しゃあないな』という感じ。

 本日は阿曽浦では10数年ぶりに生オキアミに配合エサでやります。まずは水道を狙う。真ん中辺りの潮はフラフラしていて、そのうち西風が強くなって上っ面だけ左に行くので釣り辛い。風を背にしたりまた水道向きにもどったり。11時前船が来て立島が空いたということで移動しました。

 そこから好きな立島で2時間半、別の磯から移動してきたもう一人の人と一緒にやりました。グレは結構釣りましたが大きいのは出ず、30センチより上は5つほど。納竿直前、ついに来たかと思ったのは昨日同様アイゴでした。もうちょい時間が欲しかったです。

 そして、全体の釣果も昨日同様沖磯は全滅。上手な人もいたけど、アタリもなかったとか言ってました。東ハナレの人が持っていたグレは40には足りない大きさでした。

 全く満足いく釣果じゃなかったけど、2日間とも周りの状況からするとまあマシだったかな?
 皆さま、サカナの皆さま今年一年お世話になりました。来年また出直します。
 クルマの中でよく眠れてめでたしめでたし!