釣行記
本文へジャンプ 10月某日 
データ
10月中旬
くもりのち晴れ
小潮
坂尻の地磯他
コマセ オキアミ、集魚材
釣果
チヌ28~39センチ
6つ

坂尻


修行のつもりで平日釣行

 Yさんと一緒に、坂尻に行ってきました。(でもいつもの場所ではない)

 先々週に引き続き、先週も釣行した保護者(永坂さん)は佐田の沖テトラでいつものように2桁釣ってますが、前日の雨による濁りが影響してか、チヌの活性の低さに反してフグの数が半端なく、ハリは80本くらい取られて午後3時以降は釣りにならなかったと言ってました。そういうのを聞くと難しい状況の中での経験と対応能力の差を感じます。

 それで、『自ら難しい環境を求めねば上達はない』などと殊勝なこと(?)を考えまして、また福井に行こうと思っていました。
 Yさんの休みに合わせて自分が有給を取り、行くことにしたのですが天気予報が悪い。しかし、『若い時は天気予報なんか無視して当然のように釣りに行っていた。あの頃の情熱を思い出して、雨だろうが何だろうが行こう!』とカッコいいこと(?)をYさんに言ったら、賛同してくれて予定通り行くことに。

 すると天気予報は変わりました。お昼頃からはくもり、さらに晴れるとなりました。ただし波は3メートルのち1.5メートル。『そうすると沖テトラとかは無理だし、坂尻の地のテトラもたぶんやれない。波の影響のない場所でもテトラが濡れてると滑りやすい、だったら何処へ行こうかなー?』と前日仕事しながら考え、自分なりのプランをいくつか考えたところで、仕事帰りに保護者に電話。そしたら4ヶ所くらい候補地をあげてくれたんだけど、全部自分は行ったことのない釣り場。(さすがです)

 朝5時半にYさんを迎えに行きました。(名古屋はくもり) 現地の予報はどうせ午前中雨だし、平日は高速料金も高いから下道で行くことにしました。助手席に乗り込んだYさんは、「なんかクルマの音が変じゃない?前はこんな振動なかったと思うけど」とすかさず言いました。
 『やっぱりそう思う?今度ディーラーで見てもらう。1ヶ月くらい前からおかしいんだけど、ちょうどその頃見た映画「ダンケルク」に出てくるスピットファイア(戦闘機)のエンジン音に似ているので「ダンケルク号」と呼んでいる』などと話しつつ、無事に敦賀のエサ屋さんに着いたのは9時過ぎで、天気は小雨でした。

 エサを仕入れてとりあえず坂尻へ。路側帯からテトラ帯を見下ろすと予想通り、とても釣りができる状態ではない。で、候補地の駐車場所へ移動。そのときは雨が止みかけ。クルマ降りるタイミングで保護者から電話があり、アドバイスもらってから様子見に行って坂尻港手前の小突堤でやることにしました。

 釣り始めは11時過ぎ。フグはそう多くない感じでしたが、小さいエサ取りとアイゴがいるようでサシエは取られるけどチヌの気配は薄く、パッとしませんでした。3時間弱やって、午後2時に次の候補地に転進することにしました。釣れたチヌは私が山海サイズ、Yさんは10センチ級をひとつずつのみ。

 小突堤から港の大きい突堤を越えて海岸沿いにエッチらホッチら荷物を運び、やれそうな地磯に着きました。そこで2時半から5時半前までやりました。
 
 釣り始める時にはもう晴れていました。しかし後ろの黒崎の山があるのでもう日は陰っていて、遠投するとウキは全く見えません。
 遠投しても水深はあまりないので1ヒロ半ほどのウキ下でやりました。フグもいますがどうにもならないというほどではなかったです。

 潮は右に行ったり左に行ったり。でも終始動いていました。
 『日が陰っているのがどう影響するのかなー?』と少し心配しつつやっていると、20分ほどで1つめ。ウキが見えないので道糸でアタリをとります。

 釣りをしていて何か後ろに気配を感じて振り向くと、ウエーダーを着て小さいサーフィンみたいのを抱えた人が立っていて、「釣れますかー?」。もっと先の方に行くと浜があるとかで、その遊び(サーフィンみたいの)をやる人が帰り道で何人か後ろを通りました。

 写真は釣り座から見た景色で、真正面の奥遠くが坂尻の地テトラがあるところ。右に見えるテトラ帯は坂尻港の大きい突堤です。

 この釣り場で私好みの30センチ代後半のを5つ釣りました(根ズレのバラシ2つ)。
 Yさんはこの釣り方に慣れないこともあって、近くを中心をやりましたが残念ながらチヌは釣れず。グレ2つでした。

 帰りは高速で帰りました。名古屋に入ったら雨が降ってきました。

 今回は修業のつもりで行った割りには、天気もエサ取りもそう大したことありませんでした。道具運びでいつもよりたくさん歩いたのが強いて言えば修行だったかな?
 初めての釣り場に2ヶ所行けてよかったです。

 Yさんもリベンジしたいと言ってました。また行きたい。 めでたしめでたし。