伊東
今シーズンの紀東が特に厳しいというのもあって、とにかくグレが見たいと行ってきました。しかし、まさかの厳しさでした。
1日目
朝4時過ぎ、永坂さんちを出発。
ここんとこずっと非常に寒くこの日も朝も氷点下。でも今回は修行になるわけがないと思い、気楽な感じで、道中のクルマの中も楽勝リラックスムード、、、
現地についてみると我々以外誰もいませんでした。協力してテトラ帯に荷物を降ろし、自分の釣り座に移動しようとしたら右の靴の底がスコーンと海の中に落下。
『えーっ? どうなっとるの?』という感じでした。テトラ帯からの地磯の予定なので、スパイクの短靴(中古釣具屋で安く買ったシマノ製のやつ)だけ持ってきてました。貼替式のソールが落ちたのかと思えばさに非ず。アッパー部分の下に貼ってあるゴム製靴底全部剥がれ落ちていたのでした。なので右足は足袋状態。当然グリップ力極小。テトラを渡るのも難儀しました。
今思えばこれがケチの付き始めだったかなー?海は無風に近い状態で紀東同様澄み潮。しかし潮はそれなりに動いているのに、グレは見えない。釣れない。
何にも書くことなし。竿1本半くらいでやって、釣果は自分が30センチちょいを頭に30センチ級を7つ、永坂さんはグレは15センチ級3つと30センチくらいのサンバソウ1つでしたー。自分は靴の件もあって夕方明るいうちに止め。
夕暮れ時、途方に暮れる永坂さん。6時ちょい過ぎまで粘っていたけど何も起きずに終了。
片付けてから、すぐ裏の伊東マリンタウン(道の駅)で温泉に浸かって蕎麦食べて、30分ほどかけて城ケ崎に移動。夜10時過ぎにさっさと寝た。
2日目
地磯は場所取り合戦が激しいということで、4時半ごろ起床。周りのクルマの人たちの動きを伺いつつ、5時ちょい過ぎにはヘッドランプ点けて出発。靴は永坂さんが冬用のブーツを積んでいたのを借りました。
暗闇の中、道具を両手に持って林の中の細道を休憩しながらエッチらホッチら。磯が見えるところまで出ると、目指す先端は既にひとつヘッドランプが光っているという、、
でも磯はデカくて長く海に突き出ているので場所はじゅうぶんにあり、2番乗りの我々も先端左側に入れました。30メートルほど離れた右隣の同じような形の磯の先端ではカゴ釣り師が電気ウキをぶん投げております。『こんな寒いのに、夜通しようやるなー』と感心して眺めてました。
そして永坂さんは、「たぶん今日も厳しいだろうけど、ここに入れたから夕マズメのオナガに期待です」と夜が明ける前から言ってました。 『ここにもまた、キチガイがおるわ』と思った。
自分はボイルを1枚持ってきていて、『こいつで際を釣ったら、紀東でボイルが流行り始めた頃みたいにいいのが湧いてこないかなー』と、夜が明けるのを待ってまずはボイルのみで開始。
しかーし、エサトリのキタマクラはいるものの、本命の気配なし。途中から生に配合エサに切り替えてみるものの全然よろしくない。潮も動かない。
自分はお昼前には『こりゃムリだな』と思ってました。(それでも昼過ぎに後半戦用のオキアミ2枚と配合を取りに2人でクルマに戻った)
昼過ぎからも海況は変わらず、磯には8人いましたが3時前までにやっと1人がコッパ、永坂さんも30くらいの釣って、やっと丸ボウズは免れたかなという感じ。自分は竿2本半入れても何の気配もないままでした。
で、周りの人が「えっ、オジサン?」、そして「タカノハ」。 『文字通りジ エンドだな』と思った。

ところが、日が傾きかけた3時半、沖を深く釣っていた情熱の男が沈黙を破りました。35センチくらいのオナガ(有言実行)。そっから1人連発。4時過ぎには39.5センチ。

自分は仕掛けがトラブって乗り遅れ、やっと直ったと思ったら右からの爆風が吹き始めて遠投不能となりジアイ終了~。俺は止めー。永坂さんも5時半に終了。

まあ今回はサービスで永坂写真集にしといたろう。
自宅に帰り着いたのは夜11時前でした。
2日目は1回もサカナを触らずに済んだので、手がクサくならずにめでたしめでたし。などと、、、 (クヤシー!)
|