釣行記
本文へジャンプ 10月某日 
データ
10月中旬
雨のち晴れ
中潮
坂尻の地磯
コマセ オキアミ、集魚材
釣果 チヌ26~31センチ9つ

坂尻

雨のち爆風の中 修行

 義兄と秋の修行に行ってきました。

 義兄から秋のチヌ釣りのリクエストをもらっていました。土曜は変な天気でしかも北の強風という予報だったけど、自分も義兄も日曜は用事があるので覚悟の釣行であります。天気予報と波からして、沖テトラは無理と判断してボートは初めから持っていかず、その代わり例の地磯に行く可能性が高いと思ったのでコロコロをクルマに積んでおきました。

 金曜の夜、敦賀のエサ屋さんにエサの予約電話すると、店長さんは「えっ、明日行くんですか?雨ですよ。それで雨が上がったら爆風ですよ」と笑っていました。
 『でも小雨ですよね』と言うと、「いや、場所によっては土砂降りですよ」とまた笑ってました。

 『とにかく行きます』ということで、義兄とは朝6時半ごろ敦賀で待ち合わせです。
 自分の読みとしては、雨が降ってる間はまだ北風が弱いのでその時間帯が勝負どころだと。読みと言ってもただそれだけなんですけど。

 さて、エサ屋さんでコマセを調達して、まずは坂尻地のテトラを見に行きました。すると風はまだ大したことないのに、えらい波でやれない。
 『そんじゃー白木漁港にするか、坂尻の地磯でいくか?』と言うと、義兄は「地磯でリベンジしよう!」 そう、義兄は春にあの場所で2回ともボウズだったのであります。『なかなか根性あるなー』と思いました。

 予定通りの小雨の中、コロコロにバッカン2つ積んで港まで行き、そっからは各自バッカンを担いで地磯へ。釣り始めたのは8時半ごろでした。ウキ下は1ヒロで遠投。道糸でアタリをとる作戦。それで5投目に思惑通り30センチに足りないくらいの山海サイズ、しばらくしてまた同サイズと20センチ級(リリース)。
 しかし、時間が経つにつれフグまみれ、針とられまくりになりました。


 
 そしてさらに、11時になったら雨は土砂降りに。(あとで聞いたら、まだサカナを釣っていない義兄はこの時泣きそうになっていたらしい)

 『こりゃあかんぞー、仕掛けが飛ばん』とか言いながらも続けていると20~30分くらいで雨があがり、予報通りついにきました北の爆風! 写真だとあんまり雰囲気伝わらないと思いますが、義兄は立っているのが困難なくらい後ろから風が吹き、後ろから飛沫を浴びまくっております。自分は手前右の磯でやってましたが風と波で戦闘不能、とりあえず退避しました。



 自分は釣り座を替えても風向きの関係で義兄と仕掛けの位置がかぶってしまうので1時間くらい休憩。義兄の釣りを見たり、パンを食べたり、港の内側まで行って少しは風を避けられる場所を探したりしてました。
 しかし状況変わらず、1時前に『別行動の保護者(永坂さん)が11時からやっている白木はまだマシみたいだから移動しますか?』と相談するも、「休憩してから続けるわ」との返事。
 『おー、根性あるなー』と思ったけど、あとで聞くと義兄は「実はよっぽど「もう帰ろう」と言おうかと思っとったんや。だけどまだエサが半分は残っとったし、、」と言ってました。

 で、休憩に入った義兄と入れ替わりで手前の磯よりさらに右手の岸から始めると爆風の中でも鮮明なアタリで釣れ、そっからボツボツ。
 しかし何か決まったパターンがなく、難しい状況が続きました。それでも人間とは不思議なもので、こんだけの爆風の中で釣り続けてると、ちょっと風が弱まって強風?になったら感覚がマヒしてるので『おっ、釣り易くなったなー』と思ってしまうのであります。

 そして、そういう状況になった3時過ぎ、「おーっ!」と義兄の声にふり返ると、竿が曲がっている。





 「フグかなー?」と言いながらやり取りし、釣り上げたのは30センチくらいのチヌでした。その後2つ追加し、うち1つは20センチ級だったのでリリースする余裕を見せてました。めでたしめでたし。

 5時までやって結局義兄は2つ、私は9つ。全部山海サイズでした。



 まあ、あの状況の中でこんだけ釣れたら上等でしょう。塩焼きにはちょうどいいし。

 しかし、男女群島に遠征しようと考えるのであれば、こんな天候や海況は克服する根性と体力がいると保護者に言われている今日この頃、、、 また頑張ります。