釣行記
本文へジャンプ 1月某日 
データ
1月上旬
はれ
中潮、大潮
尾鷲 ヨゴマ、黒島
コマセ ボイル、集魚材
釣果
グレ34~36センチ
2つ

尾鷲

今年も修行となるであろう 

 やっぱり初釣りは磯釣りにしたいと、一人で尾鷲に行ってきました。

1日目
 1泊か2泊してと思い朝2時15分ごろ出かけました。今回は有料道路利用で途中でエサを仕入れたりして5時過ぎくらいに到着。客の数は20人くらいで5時40分に出船。
 今日はこれまでと違い立神方面へ向かい、中磯を希望していた自分は一人でヨゴマという磯に降ろされました。



 こんな感じの磯。目の前に大きいシモリが入っていてとっても良さげでした。7時ごろから開始。
 予想通り潮は澄んでいて水温は18℃台。エサ取りはキタマクラでした。

 潮は右から当て気味でいい感じなんだけど正面向きで釣りこなせなかったので周りを見回してこっち向きに釣り座を替わりました。



 それで10時半ごろやっと1つ釣れました。36センチのクチブト。紀東のグレらしく丸々と太っていて白子を出してました。



 その後も苦しみながらオナガ1つ追加、あともうちょい大きそうなやつを針外れでバラシ。それで終了。いい感じだったんだけどなー。(力量不足)



 他の人も同サイズは釣っている感じでした。



 その後夕方まで波止釣りの様子を見学した後、晩飯食って一風呂浴びて車中泊しました。


2日目
 自分は尾鷲メインの釣り師の中に『この人の釣りが見たい(教えてほしい)』と以前から思っている人が2人います。その1人が今回利用した渡船の常連のYさんという人で、この日Yさんが主催する親睦会みたいな例会をやるというので前日船長に繋いでもらって急遽参加させてもらうことになりました。
 親睦会は10人くらいで、渡船の客は全部で25人くらいでした。

 抽選の結果、乗った磯は昨日の磯の隣にある黒島というところ。



 一緒に乗った人がポイントを教えてくれましたが、『なるほど、やっぱり通い詰めている人たちは磯を熟知しとるなー』と思いました。
 釣り始め、言われたポイントを狙ってやってみると、ほどなく一発強烈なのがきました。何とか耐えていたら、反撃する前に針外れでバラシー。『あちゃー、やっちまったー!』

 それでどうなったかというと、ご察しの通りそのまま終わり~。
 一緒に乗った人は30センチ級を5つほど釣っていました。



 これは昨日乗った磯であります。





 直接教わる機会はなかったけど、Yさん、皆さん、お世話になりました。

 で、自分は帰ることにしました。2日間で今回やろうと思っていたことはそれなりに試せたし、頭を使い果たした感じがしたので。


追伸
 ところで、松田稔の釣り番組で「伝心伝承」というタイトルのがありますが(自分は有料チャンネル入ってないので見てない)、最近永坂さんと釣りに行く道すがら、「伝心伝承」は可能か?と話しあったりします。
 私の結論は『タイトルはカッコいいけど、無理だと思う』
 理由は一番才能と技量のあるひと握りの釣り人が、より研究努力して、また誰よりも多く釣行して高みに登って行く。そういう釣り人には当然弟子とか信奉者がいて、その人たちは教わっているので一人で努力するよりは格段に上達するだろうけど名人本人には到底及ばないから。(イチローの真似してもイチローにはなれないのと同じ)
 それで名人が亡くなったり、釣りが出来なくなったりしたらその人の到達した高みは消え、残された人は自分の到達したところからまた本人の力で努力工夫するしかない。

 私は江頭名人が好きなのですが、江頭名人に限らず名人たちが20年、30年前に書いた本に載っていることの意味が『こういうことだったのかー』と今ごろ理解できた(気がする)時があります。でももちろん、20年前に名人達が理解していたレベルまで理解は出来てないんだけど。

 そう考えると、20年経った今、名人本人はどんなレベルで釣りをしているんだろう?と考えると気が遠くなる感じがします。みんながそれぞれのレベルで出来るのが釣りの面白さ、奥深さであろう。

 そのようにして伝心伝承はそれなりに?なされていくのであろうと思う今日この頃、、、
 では、今年もよろしくお願いします。 めでたしめでたし。