佐田浜、菅浜
11月半ば、金曜土曜で車中泊チヌ釣りに行ってきました。ま~泣いた泣いた。
私は8月にクルマを替えました。ダンケルク2号(レヴォーグ)を手放してヴェゼルのハイブリットにしました。ほんとはステーションワゴンが好きなのだが燃費の良いステーションワゴンがないのと、事情があって平日は新しいクルマを妻が使うため(自分は軽)大きいクルマは嫌だということでコンパクトSUVになった。
ダンケルク1号2号に比べるとパワーや加速は劣るけど、平日の通勤で軽自動車に乗るようになりその加速感に慣れてしまった私は、たまにヴェゼルに乗ると『えらいスムーズに走るなー』と思うようになってしまいました。(計器類は未だに慣れない)
だけどだーいぶ荷室が狭いし短いので、果たして車中泊出来るんだろうかというのは心配で事前に調べ、何とかいけるということで決めたのです。今回はその実験も兼ねた釣行となりました。しかもボート積んで。今までのクルマでもボート積んで車中泊したことないのに。
さて、いつもの如く目覚まし掛けずに寝坊して、家を5時半に出ました。下道走ったらわりとクルマが多く佐田に着いたのは9時半前。ベタベタだけど午後は風は北から吹くという予報で、波が出ても大丈夫なように川の左側のテトラに渡りました。釣り始めたのは10時半過ぎ。
水温は前よりだいぶ下がった感じで、足元はマイクロフグだらけでした。最初無風だったのである程度遠投して釣ると、10投のうち6回ハリを取られ、サシエが下まで通った3回で山海サイズのチヌ2つ、アジ1つ。

『沖もフグ多いけど、これならなんとか釣りになる』と思ったのも束の間、北の風が吹き出しました。そっから遠投がきかなくなり、地獄に突入。風だけでなく潮も押してくる流れ。
こういう中で様々な工夫しながら頑張るのは楽しいんだけど、やはり限度があります。
途中、フグに道糸を切断されてウキをロストしたり、うまく仕掛けが通ったと思ったらウグイが掛かったりして徐々にヤル気を削られ、2枚目のコマセを半分残して山海サイズのチヌ合計3つで夕方4時に止め~。

私は今まで車中泊の時は窓の目張りは一切しないストロングスタイル(?)でしたが、今回は古いラゲージトレイとニトリのパズルマットを窓枠に合わせてハサミで切り、はめ込んで目張りしてみました。フロントガラスだけは汎用の安いサンシェードで。

そして後ろのラゲージルームにスノコとイレクターで組み立てる棚テーブルを作りました。
これでリアシートを前に倒し、ボートとエンジンを積んでも1人ぶんの寝るスペースは確保でき、それなりに快適に寝ることが出来たのでしたー。めでたしめでたし。
2日目
天気予報では北の弱めの風だが多少波気がある。朝5時前に起きて菅浜でボートの準備をしていると、義兄のクルマが来ました。
前の夜飲み会という話だったので今日は来ないだろうと思っていたのだが、釣りに行きたかったので飲む量を抑えて早く帰って寝たそうです。
「今日は昼過ぎまでだから、菅浜漁港で駐車料金払ってやるわ」ということで別行動になりました。(自分も用事が出来たので2時に止める予定に変わった)
足場の良い所に上がり、釣り始めは7時半ごろ。目の前の海は池みたいな感じで、前回の夕方と違って近くは全然気配なし。
浅いのでサシエは底まで入っても、底のサシエを拾うサカナがあまりいない。底を切ると小さいフグ?がアタリなくエサを食べつくす感じでした。

これは右手に見える菅浜漁港。人がいっぱいでスペースがなく、一段高いところに立ってやってるのが義兄であります。1時までやって小さいチヌ2つだったそうです。
こっちは、最初のチヌが8時20分。一番大きい(?)のはかなり遠投して11時10分。

32センチのチヌが今日はやけに大きく見えたー。
自分も予定より早く1時にコマセを使い果たして4つで終了~。

岸についてボートを仕舞っていると、そこで釣っていた人に「何釣りですか?」と聞かれました。 『沖テトラでチヌ釣りです』と言うと、「釣れましたか?」。
『4つしか釣れませんでした』と答えたら、「4つも釣れたんならいいじゃないですか。4つじゃダメなんですか?」と質問されてしまいました。
前日もボート仕舞っているときにそこにいた釣り人に同じように質問され、『あんまり釣れませんでした』と答えたら、「あんまり釣れなかったということは、釣れたんだからいいじゃないですか」と言われてしまった。
歴史は繰り返す。めでたしめでたし。
|